GETTOKEN  
説明

delimiters パラメータ内のリストのトークンが文字列内に存在するかどうかを調べます。

 
戻り値

文字列の index 位置で検出されたトークンの文字列。index の値が文字列内のトークンの数よりも大きい場合は空の文字列が返されます。

 
カテゴリ

文字列関数

 
関数のシンタックス
GetToken(string, index [, delimiters ])
 
関連項目

Left、Right、Mid、SpanExcluding、SpanIncluding

 
パラメータ

 
使用方法

次の例は、この関数の動作を示しています。

例 A: 次のコードを検討します。

GetToken("red,blue:;red,black,tan:;red,pink,brown:;red,three", 2, ":;")

この関数の呼び出しでは、区切り文字 ":;" を使用して、文字列から 2 番めの要素をリクエストしています。出力は次のようになります。

red,black,tan

例 B: 次のコードを検討します。

<cfset mystring = "four,"
& #chr(32)# & #chr(9)# & #chr(10)#
& ",five, nine,zero:;"
& #chr(10)#
& "nine,ten:,eleven:;twelve:;thirteen,"
& #chr(32)# & #chr(9)# & #chr(10)#
& ",four">
<cfoutput>
#mystring#<br><br>
</cfoutput>

出力は次のようになります。

four,
,five, nine,zero:;
nine,ten:,eleven:;twelve:;thirteen,
,four

GetToken 関数は、明示的な空白文字、タブ文字、または改行文字をパラメータの区切り文字として認識します (空白文字を指定するコードは chr(32)、タブ文字は chr(9)、および改行文字は chr(10) となります)。

この例での文字列 mystring には、次の文字があります。

  • 部分文字列の "four," と ",five" の間に強制スペース
  • "five," と "nine" の間にリテラルスペース
  • "ten:," と "eleven," の間にリテラルスペース
  • "thirteen," と ",four" の間に強制スペース

mystring に対する次の呼び出しでは、delimiters に空白は指定されていません (省略されています)。したがって、この関数では空白文字は string の区切り文字として使用されます。

<br>
<cfoutput>
GetToken(mystring, 3):#GetToken(mystring, 3)#
</cfoutput><br>

このコードの出力は次のようになります。

GetToken(mystring, 3):nine,zero:;

ここでは関数によって 3 番めの区切り文字が検出され、その直前の、2 番めと 3 番めの区切り文字の間の部分文字列が返されます。この部分文字列は "nine,zero:;" です。

例 C: 次のコードを検討します。

<cfset mystring2 = "four,"
&#chr(9)# & #chr(10)#
& ",five,nine,zero:;"
& #chr(10)#
& "nine,ten:,eleven:;twelve:;thirteen,"
& #chr(9)# & #chr(10)# & ",four">
<cfoutput>
#mystring2#<br>
</cfoutput>

出力は次のようになります。

four,
,five,nine,zero:;
nine,ten:,eleven:;twelve:;thirteen,
,four

次は mystring2 に対する呼び出しです。

<cfoutput>
GetToken(mystring2, 2):#GetToken(mystring2, 2)#
</cfoutput> 

出力は次のようになります。

GetToken(mystring2, 2):,five,nine,zero:;

ここでは関数によって 2 番めの区切り文字が検出され、その直前の、最初の区切り文字と 2 番めの区切り文字の間の部分文字列が返されます。この部分文字列は ",five,nine,zero:;" です。

 
<h3>GetToken の例</h3>
<cfif IsDefined("FORM.yourString")>
<!--- 区切り文字を設定 --->
<cfif FORM.yourDelimiter is not "">
      <cfset yourDelimiter = FORM.yourDelimiter>
   <cfelse>
      <cfset yourDelimiter = " ">
</cfif>
<!--- リスト内の要素の数が、返すために検索された要素の数以上であるかどうかを調べる --->
<cfif ListLen(FORM.yourString, yourDelimiter) GTE FORM.returnElement>
   <cfoutput>
   <p>"#yourDelimiter#" で区切られた #FORM.yourString# 内の
   #FORM.ReturnElement# 要素 : 
   <br>is:#GetToken(FORM.yourString, FORM.returnElement, yourDelimiter)#
   </cfoutput>
...
STRING  
文字列、または文字列を含んでいる変数です。検索対象の文字列を指定します。
INDEX  
正の整数またはそれを含んでいる変数です。トークンの位置を表します。
DELIMITERS  
文字列、または文字列を含んでいる変数です。区切り文字の区切りリストです。要素は複数の文字で 構成することができます。
区切り文字のデフォルトのリストは、空白文字、タブ文字、改行文字、またはそれらのコード "chr(32)"、"chr(9)"、"chr(10)" です。
リストのデフォルトの区切り文字は、カンマです。