ナビゲーションのスキップリンクを提供していますか? | |
JIS 5.3 h); WCAG 13.6; 508条 (h) | |
概要
もし、Webページにナビゲーションのリンク(ナビゲーションバーやリンク)がよくあるポジション(ページの上部、下部、あるいは左側か右側)にある場合、ノングラフィカルなブラウザのユーザーが、それらのリンクをスキップしてページのコンテンツ部分へ移動できるようなリンクを提供すべきです。 |
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修正/チェック方法
もし、Webページにナビゲーション・バーのようなリンクがよくある位置にあるのであれば、ユーザーがその部分をスキップできるようなリンクを提供してください。最も簡単な方法は、同じページ内のコンテンツ開始位置にアンカーを置いて、"メニューをスキップして、このページの本文へ" というようなリンクをナビゲーション・バーの直前に置いて、ページ内リンクを提供することです。 より効果的な方法としては、適切なalt属性のついた透明のGIF画像をリンクとして用いる方法です。HTMLソースコード例: <a href="#content"> <img alt="メニューをスキップして、このページの本文へ" src="spacer.gif" width="1" height="1"> </a> グラフィカルなブラウザのユーザーにはそのリンクが見えることはなく、ノングラフィカルなブラウザのユーザーにはその存在が分かって利用することができます。このとき、リンクのラベルに "ナビゲーション" という用語を用いないほうがよいでしょう。多くの一般ユーザーにとって、"ナビゲーション" という用語は馴染みがなく、何を指すのかが分からないというケースが少なくないからです。 |
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修正/チェックのポイント
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JIS関連項目
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解説
Web制作者は、よくナビゲーションのリンクをWebページの上部、下部、あるいは左側か右側のような位置に配置します。もし、画面を見ているユーザーがWebページあるいはサイトにやってきて、ナビゲーションのリンクを選択するのではなく、そのページのコンテンツを読みたい場合は、単にリンク部分を無視して、読みたい部分のテキストを読み始めます。しかしながら、スクリーンリーダー、あるいはその他の支援技術を使用しているユーザーは、支援技術がそのページのコンテンツ部分にたどり着くまでに、それらのリンクを1つずつ順番に読み上げていくのを聞いていなければならず、それは退屈で時間の無駄な作業になりがちです。 この問題を解決するには、ユーザーが繰り返されるナビゲーションのリンクをスキップできる仕組みを提供することです。 |
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JIS X 8341-3について
JIS X 8341-3 の内容は、以下のサイトにて規格番号「X8341-3」で検索して、規格票をご覧ください。
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