入力方法や入力例はコントロールの前にありますか? | |
JIS 5.3 b); | |
概要
Webページにフォームのテキスト・フィールドあるいはテキストエリアがあります。その入力方法や入力例がユーザーに分かりやすく示されていることを確認してください。また、あわせて、音声ブラウザやスクリーンリーダーで読み上げたときに、テキスト・フィールドあるいはテキストエリアの前に、その入力方法や入力例が読み上げられることも確認してください。 |
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修正/チェック方法
入力方法や入力例が分かりやすく示されており、かつラベル(項目名)とテキスト・フィールドやテキストエリアの間にレイアウトされていることを確認してください。 音声読み上げ順序を確認するには、音声ブラウザあるいはスクリーンリーダーで実際にそのWebページの読み上げを聞いてみるのがベストです。 |
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修正/チェックのポイント
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JIS関連項目
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解説
フォームのテキスト・フィールドやテキストエリアには、ユーザーが任意の文字列を入力することができます。もし、その入力内容に入力方法の指定がある場合には、それをユーザーに分かりやすく示さないと、ユーザーが指定以外の方法で入力してエラーになってしまう恐れがあります。フォームでの入力方法を指定するケースとしては、以下のようなものが挙げられます。
ふりがなの入力方法を指定する際には、音声ブラウザやスクリーンリーダーのユーザーへの配慮が必要です。カタカナで入力する場合はカタカナで "フリガナ"、ひらがなで入力する場合はひらがなで "ふりがな" 、とラベルを記述していることがありますが、音声で読み上げた場合にはどちらも同じように聞こえて、カタカナとひらがなの区別がつかないので注意が必要です。例えば、"フリガナ(カタカナ)" というように、カタカナなのかひらがななのかを括弧書きで明記するとよいでしょう。 そして、入力方法の指定とあわせて入力例を具体的に示すことで、ユーザーにとってはより理解しやすくなります。例えば、郵便番号を入力する際にハイフンが必要な場合には、"ハイフンを入れてください" とだけあるよりも、"ハイフンを入れてください(例:"123-4567")" というように入力例まで示されていたほうが、ユーザーはより正確にその入力方法の指定を理解することができるでしょう。 また、こういった入力方法や入力例を示す際に、注意しなければならないのが音声読み上げ順序です。いくら分かりやすく示してあったとしても、音声ブラウザやスクリーンリーダーで読み上げた際に、テキスト・フィールドやテキストエリアの後に入力方法や入力例が読み上げられてしまったのでは意味がありません。ユーザーは入力した後でそれに気づき、もう一度入力をやり直さなければならないかもしれません。入力方法や入力例は、必ずラベル(項目名)とテキスト・フィールドやテキストエリアの間で読み上げられるような位置にレイアウトしてください。 |
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JIS X 8341-3について
JIS X 8341-3 の内容は、以下のサイトにて規格番号「X8341-3」で検索して、規格票をご覧ください。
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