font-size | NN 4 IE 4 CSS 1 |
継承 : あり | |
要素のフォントサイズを指定します。フォントサイズの設定にはいくつかの方法があります。xx-small、x-small、small、medium、large、x-large、および xx-large の各定数を指定すると、いわゆる "絶対サイズ" が定義されます。実際には、特定の OS にインストールされた特定のブラウザにおいてのみ絶対的なサイズとなります。HTML の旧式のフォントサイズ 1 ~ 7 と同様、各サイズの基準となるフォントサイズはブラウザと OS によって異なるからです。絶対サイズを使用した場合、少なくとも large に設定された要素が medium に設定された別の要素よりも大きいサイズで表示されることだけは確実です。 larger と smaller の各定数を指定すると、相対サイズが定義されます。font-size 属性は親要素から継承されるので、相対サイズが親要素に適用された結果、現在の要素のフォントサイズが決まります。相対サイズを指定した場合にフォントサイズがどれだけ変更されるかは、使用するブラウザによって異なるだけでなく、親要素のフォントサイズの設定によっても大きく左右されます。親要素のフォントサイズが絶対サイズ (たとえば large) で指定されている場合、子要素のフォントサイズを larger に指定すると、子要素はブラウザの x-large サイズを使って表示されます。親要素のフォントサイズが長さやパーセント値で設定されている場合には、フォントサイズの調節分の決定はこれより複雑です。 font-size 属性を長さで指定する場合、出力メディアへの表示に適した単位を選択します。たとえば、画面表示にはピクセル (px)、印刷出力にはポイント (pt) または em (em) を使用します。em の値は、親要素のフォントサイズに基づいて計算されます。また、fontSize をパーセント値に指定した場合には、親要素のフォントサイズに対する割合として計算されます。 一部のブラウザでは、独自 (ユーザー) の設定を使用して medium サイズが決定されるので、フォントサイズを細かく指定しても意味がありません。このため、多くのデザイナーは font-size の指定に相対サイズを使用することを好みます。相対サイズを使用した場合、異なるブラウザと OS の間で表示を厳密に制御することはできませんが、表示の統一にこだわりすぎるとストレスがたまります。 |
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CSS 構文 | |
font-size: absoluteSize | relativeSize | length | percentage |
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値 | |
絶対サイズの場合、xx-small、x-small、small、medium、large、x-large、または xx-large のいずれかを指定します。相対サイズの場合、larger か smaller のどちらかを指定します。長さを指定する場合、本章の始めにある length の値についての説明を参照してください。パーセントで指定する場合、パーセント値と % を指定します。 |
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既定値 | |
medium (BODY 要素用)、親要素の font-size 値 (その他すべての要素)。 |
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例 | |
body {font-size: 14pt} p.teeny {font-size: x-small} em {font-size: larger} span.larger {font-size: 150%} |
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適用先 | |
すべての要素 |
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オブジェクト参照 | |
[window.]document.getElementById("elementID").style.fontSize
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