div | NN 6 IE 4 DOM 1 | ||||
div オブジェクトは、div 要素に対応するオブジェクトです。この要素は、複数の関連要素の位置を決定したりコンテナ構成を行うために使用するブロックレベルの要素を作成します。Windows 版 IE 4 では、div 要素の position スタイル属性が absolute に設定されていない場合は、client と scroll の各プロパティを使用できません。client と scroll の各プロパティは、Macintosh 版 IE では有効です。 |
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相当する HTML コード | |||||
<div> |
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オブジェクト参照 | |||||
[window.]document.getElementById("elementID")
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オブジェクト固有のプロパティ | |||||
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オブジェクト固有のメソッド | |||||
なし |
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オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ | |||||
なし |
align | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
要素の領域内にあるコンテンツの横方向の位置揃えを示します。特に指定しない場合、その要素の領域の幅はすぐ外側に位置するコンテキスト (通常は body) の幅になります。 |
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例 | |
document.getElementById("myDIV").align = "center"; |
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値 | |
横方向の位置揃えを指定する center、left、right のいずれかの定数 |
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既定値 | |
left |
dataFld | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
IE のデータバインディングと共に使用して、リモートデータソースの列名を div 要素のコンテンツに関連付けます。この要素には datasrc 属性も設定する必要があります。dataFld と dataSrc の両方のプロパティに空の文字列を設定すると、要素とデータソースのバインディングが壊れます。Macintosh 版 IE 5 では、テキスト形式のデータソースでのみ機能します。 |
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例 | |
document.getElementById("myDiv").dataFld = "comment"; |
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値 | |
データソースの列の識別子。大文字と小文字は区別されます。 |
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既定値 | |
なし |
dataFormatAs | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
IE のデータバインディングと共に使用して、データソースから受け取った内容を標準テキストとタグ付き HTML のどちらとして処理するかをブラウザに指示します。 |
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例 | |
document.getElementById("myDiv").dataFormatAs = "text"; |
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値 | |
text または html の定数を示す文字列 |
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既定値 | |
text |
dataSrc | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
IE のデータバインディングと共に使用して、リモートデータアクセス用にデータソースオブジェクトを読み込むページの object 要素の ID を示します。データソースからのコンテンツは datafld 属性によって設定されます。dataFld と dataSrc の両方のプロパティに空の文字列を設定すると、要素とデータソースのバインディングが壊れます。 |
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例 | |
document.getElementById("myDiv").dataSrc = "DBSRC3"; |
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値 | |
データソースの識別子。大文字と小文字は区別されます。 |
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既定値 | |
なし |
noWrap | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
ブラウザが要素を表示する際、改行なしのテキスト 1 行分を折り返さずに表示するかどうかを示します。この属性をあまり多用すると、コンテンツを閲覧するためにページ上で横方向のスクロールを何度も行う必要があり、ユーザーにとっては不便な結果となります。これに対応する属性の使用は推奨されていません。 |
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例 | |
document.getElementById("wideDiv").noWrap = "true"; |
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値 | |
true または false のブール値 |
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既定値 | |
false |
clientHeight、clientWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のコンテンツの高さと幅を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンや、DOCTYPE 宣言によって切り替えられる互換モードによって、要素の余白がわずかに異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。Netscape 7 では、要素のコンテンツが表示可能領域に収まる場合、値が 0 になります。表示領域に収まらない場合、値は表示可能領域のサイズとなります。たとえば、document.body 要素に対するブラウザウィンドウのコンテンツ領域です。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。 |
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例 | |
var midHeight = document.body.clientHeight/2; |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
clientLeft、clientTop | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素の余白を含む領域内での、要素コンテンツの左上隅の座標を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンによって、わずかに値が異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。offsetLeft プロパティと offsetTop プロパティ (Netscape 6 も含む) を使用すると、インライン要素の配置に関してより有用な情報が得られます。要素の位置変更など、CSS によって配置されている要素に対しては、left と top、および pixelLeft と pixelTop (IE のみ) などの style オブジェクトプロパティを使用してください。 |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
scrollHeight,scrollWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のピクセル長を返します。ブラウザウィンドウの表示領域よりも大きい要素を含みます。元は、スクロールした要素および要素のスクロールに影響を与えた要素 (body、button、caption、div、fieldset、legend、marquee、および textarea) に対して IE 4 で実装されました。要素で表示される部分のみのサイズを返す、スクロール可能な要素に対する clientHeight プロパティおよび clientWidth プロパティと対照的です。ただし、Macintosh 版 IE では scroll- プロパティの解釈が異なり、表示される部分のサイズが返されます。 |
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Windows 版 IE 5 からは、すべての HTML 要素がこれらのプロパティを持つようになり、スクロールしない要素の値は、offsetHeight プロパティおよび offsetWidth プロパティと同じになります。Netscape 7 では、すべての要素に対してこれらのプロパティが実装され、表示されるかどうかに関係なく、要素の高さと幅が返されます。いずれにせよ、body などの主要な要素ではこれらのプロパティの意味が曖昧なため、プラットフォーム間の操作の障害になる可能性がある点に注意してください。 |
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例 | |
var midPoint = document.body.scrollHeight/2; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
なし |
scrollLeft,scrollTop | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み書き | |
要素内にある物理コンテンツの実際の左端と上端から、コンテンツの表示部分の左端または上端までの距離をピクセル単位で示します。これらのプロパティを設定すると、スクリプトを使用して、スクロール可能なコンテナに含まれているコンテンツ、つまり textarea 要素にあるテキストや、ブラウザウィンドウまたはフレーム内のドキュメント全体などのスクロールを調整できます。コンテンツがスクロールされない場合、両方のプロパティの値が 0 になります。scrollTop プロパティを 15 に設定すると、ウィンドウ内のドキュメントを上に 15 ピクセルだけスクロールします。scrollLeft プロパティは、明示的に変更しない限り影響を受けません。プロパティ値は、ユーザーがスクロールバーを使用するたびに変更されます。このことは、Windows 版 IE ではイベントオフセットのサイズの座標系はブラウザウィンドウ内のページの表示領域に関係するため、イベントによって実行される配置処理には重要な場合があります。document.body スクロール要素を追加して、イベント座標を body 要素内にあるコンテンツの位置に揃える必要があります。第 6 章の要素のドラッグに関する例を参照してください。Windows 版 IE 5 以降、scrollLeft プロパティと scrollTop プロパティはすべての HTML 要素オブジェクトで使用できますが、スクロールできない要素の値は 0 になります。 |
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例 | |
document.body.scrollTop = 40; |
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値 | |
正の整数または 0 |
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既定値 | |
0 |
blur() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトからフォーカスを削除し、オブジェクトの onblur イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に blur() メソッドを適用します。要素を無効にする手段を持たないブラウザでは、たとえば、onfocus="this.blur();" 属性をテキスト input 要素に割り当ててフィールドを広範囲で無効にすることができます。これは、粗雑な方法ではありますが、下位互換性を保つには効果的です。 |
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同じページでは blur() メソッドと focus() メソッドを控えめに使用してください。処理中に警告ダイアログボックスが表示されると、ブラーとフォーカスの無限ループを間違って実行してしまう可能性があります。また、1 つのオブジェクトで blur() メソッドを呼び出すと、window オブジェクトなど、別のオブジェクトが onfocus イベントを受け取ることがあります。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
focus() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトにフォーカスを設定し、オブジェクトの onfocus イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に focus() メソッドを適用します。 |
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テキストボックスにフォーカスを設定し、ボックス内の全テキストをあらかじめ選択するには、focus() メソッドに続いて select() メソッドを要素に使用します。警告ダイアログボックスを閉じるときなど、ウィンドウの切り替えが発生する場合は、これらのメソッドを個別の関数内に配置し、ダイアログの alert() メソッドに続く setTimeout() メソッドからその関数を呼び出します。Windows 版 IE では、この方法で一連のステートメントが正しく実行されます。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
contentEditable | NN なし IE 5.5(Win) DOM なし |
読み書き | |
ユーザーが Windows 版 IE の動的なコンテンツ編集機能を使用して要素を編集できるかどうかを制御します。ユーザーによる変更は、通常、修正されたコンテンツのクライアント側スクリプトによるキャプチャと、フォームからの送信によるサーバーの介入がない限り、サーバーには保存されません。編集モードでは、ユーザーに編集モードであることを知らせるために、スクリプトによって要素の表示 (ボーダー、背景色など) を変更する必要があります。デフォルトでは、すべての子要素は要素の編集モード設定を継承します。詳細な例については、第 10 章の onmove イベントハンドラーを参照してください。 |
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例 | |
document.getElementById("elementID").contentEditable = "true";
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値 | |
false、inherit、true のいずれかの定数を示す文字列 |
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既定値 | |
inherit |