オブジェクトのコンテンツが動いていませんか? | |
JIS 5.8 a); WCAG 7.3; | |
概要
Webページにコンテンツが動いている恐れのあるスクリプト、アプレット、あるいはオブジェクトがあります。もし、動きがある場合は、修正するか削除するのがベストです。 |
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修正/チェック方法
オブジェクトのコンテンツが動いていて、ユーザーが自分でその動きを停止させることのできない状態でないかどうかチェックしてください。 もし、動いている場合は、そのオブジェクトをコンテンツが動かないように修正するか、あるいは、イメージが数回動いたら静止するようにしてください。よりよいのは、ユーザーが自分の意志でその動きを停止することができるようにオブジェクトを修正することです。 |
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修正/チェックのポイント
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JIS関連項目
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解説
オブジェクトのコンテンツに動きがあり、ユーザーはその動きを停止させることができません。 ユーザーはこの動きを目にすると集中力を失い、Webページ上の情報を読んだり、フォームに入力したり、といった作業に集中するのがとても困難になります。 コンテンツが動いていると、認知障害のあるユーザーはWebページのコンテンツに集中するのがとても大変になり、彼らに対してはずっと重大な影響を及ぼします。また、画面拡大ソフトを使用しているユーザーがページ上の一部で動いている部分を読むときのことを考えてみてください。この場合、拡大された部分でコンテンツが視界から消えたり変化したりします。ユーザーは、動いているコンテンツを追いかけながら画面拡大ソフトの拡大位置を再調整し続けることになり、作業に集中することがとても困難になります。 ユーザーが急いでいるときやプレッシャーを感じているときなどは、ある意味では、誰もが認知障害の状態にあるといえます。例えば、とても騒がしくて混雑した空港で、自分の後ろに長い行列ができているキオスク端末で航空券のeチケットを購入している時、たいていの人はチケットを購入することに十分に集中できないでしょう。画面上で何かを動かすことは、ユーザーが購入手続きを完了させるのに何の役にも立たないのです。 最後に、スクリーンリーダーは動いているテキストを読むことができないということを考えてください。 |
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JIS X 8341-3について
JIS X 8341-3 の内容は、以下のサイトにて規格番号「X8341-3」で検索して、規格票をご覧ください。
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