DocumentFragment | NN 6 IE なし DOM 1 |
W3C DOM の DocumentFragment オブジェクトは基本的に他の DOM ノードのための、コンテキストに依存しないコンテナです。つまり、Node のすべてのプロパティやメソッドを使って、ドキュメントツリー外部の一連の要素ノードやテキストノードをまとめることができますが、それらのノードは DocumentFragment のコンテナからの影響は受けません。DocumentFragment ノードをドキュメントツリーに追加または挿入すると、DocumentFragment のコンテナは消滅し、そのノードのコンテンツはドキュメントツリー内でのそれぞれの位置のコンテキスト内で自立します。DocumentFragment は、要素ノードにラップされているコンテンツをまとめるために必須というわけではありません。要素ノードはドキュメントツリー外部の一時的なコンテナとして機能するほか、ドキュメントツリーへの挿入後のコンテナとしても機能するためです。ただし、コンテンツセグメントの両端または一端がテキストノードである場合は、DocumentFragment ノードが透過的なコンテナとなり、ドキュメントに配置するまでノードの文字列を 1 つにまとめておきます。 |
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空の DocumentFragment コンテナは、document.createDocumentFragment() メソッドを使って作成します。DocumentFragment タイプのノードの場合、ユーザーが作成したノードを挿入または追加すると、Node オブジェクトのプロパティとメソッドがすべて継承されます。他のノードを格納するという暗黙の機能を除き、独自の機能が追加されることはありません。DocumentFragment ノードと、要素の innerHTML プロパティに設定されているタグ付きテキストの文字列とを混同しないようにしてください。Level 2 までの W3C DOM には、このようなテキストからノード階層への変換は定義されていません。 |
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Netscape 6 では load() メソッドによりこのノードが拡張されており、スクリプトを使って XML ドキュメントを非表示のプレーンな Document ノードに読み込むことができます。このようなノードは document.implementation.createDocument() メソッドを使って作成します。その後、W3C DOM ドキュメントツリーの標準のプロパティやメソッドを使ってスクリプトからドキュメント内の XML データにアクセスできます。 |
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オブジェクト参照 | |
documentFragmentNodeReference
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オブジェクト固有のプロパティ | |
なし |
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オブジェクト固有のメソッド | |
なし |
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オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ | |
なし |