Number | NN 3 IE 4 ECMA 1 | ||||||||
Number オブジェクトは、整数や浮動小数点などに関わらず、数値を表します。通常、数値を使用したり数値を変数に指定すると数値は自動的に Number オブジェクトインスタンスになるため、Number オブジェクトの心配をする必要はありません。またその一方、統計プロパティにアクセスする必要があることがあります。 |
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Number オブジェクトの作成方法 | |||||||||
var myValue = number; var myValue = new Number(number); |
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プロパティ | |||||||||
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メソッド | |||||||||
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constructor | NN 4 IE 4 ECMA 1 |
読み書き | |
Number オブジェクトのインスタンスを作成した関数、つまりブラウザでのネイティブな Number() コンストラクタ関数への参照です。 |
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例 | |
if (myVar.constructor == Number) { // process native function } |
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値 | |
関数オブジェクトの参照 |
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MAX_VALUE | NN 3 IE 4 ECMA 1 |
読み取り専用 | |
JavaScript が処理できる最高数 |
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例 | |
var tiptop = Number.MAX_VALUE; |
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値 | |
1.7976931348623157e+308 |
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MIN_VALUE | NN 3 IE 4 ECMA 1 |
読み取り専用 | |
JavaScript が処理できる最低数 |
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例 | |
var itsybitsy = Number.MIN_VALUE; |
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値 | |
5e-324 |
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NaN | NN 3 IE 4 ECMA 1 |
読み取り専用 | |
数値ではない値。数値演算でオペランドに問題があって数値以外の結果が出た場合に、JavaScript はこの値を返します。値が数でないことをテストするには、このプロパティ値と比較するのではなく、isNaN() グローバル関数を使用します。 |
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値 | |
NaN |
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NEGATIVE_INFINITY、POSITIVE_INFINITY | NN 3 IE 4 ECMA 1 |
読み取り専用 | |
Number.MIN_VALUE と Number.MAX_VALUE の境界の外側の値 |
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例 | |
Number.NEGATIVE_INFINITY |
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値 | |
-Infinity; Infinity |
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prototype | NN 3 IE 4 ECMA 1 |
読み書き | |
スタティックな Number オブジェクトのプロパティ。prototype プロパティを使って、現在のドキュメントでこれから作成される Number のインスタンスに新しいプロパティやメソッドを割り当てます。この例については、Array.prototype プロパティの説明を参照してください。Number オブジェクトについては新しい prototype プロパティやメソッドを作成する必要は通常ありません。 |
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例 | |
Number.prototype.author = "DG"; |
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値 | |
関数参照を含むすべてのデータ |
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toExponential() | NN 6 IE 5.5 (Win) ECMA 3 |
toExponential(fractionDigits) | |
Number オブジェクトの値を JavaScript の指数で表した文字列を返します。パラメータは、文字列で表示する小数点以下の桁数を指定します。たとえば、変数に数値 9876.54 が含まれる場合、toExponential(10) メソッドを適用すると、結果は 9.8765400000E+3 になり、小数点以下 10 桁になるように右端の桁にゼロが付加されます。元の数値よりも少ない桁数になるパラメータを指定すると、戻り値は四捨五入されます。 |
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戻り値 | |
文字列 |
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パラメータ | |
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toFixed() | NN 6 IE 5.5 (Win) ECMA 3 |
toFixed(fractionDigits) | |
Number オブジェクトの値の小数点以下の桁数を固定した文字列を返します。通貨の計算結果に使用すると便利です。元の数値よりも少ない桁数になるパラメータを指定すると、戻り値は、最後に表示される桁のすぐ右側の桁に基づいて四捨五入されます。各桁が順番に四捨五入されることはありません。 |
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戻り値 | |
文字列 |
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パラメータ | |
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toLocaleString() | NN 6 IE 5 (Mac)/5.5 (Win) ECMA 3 |
Number オブジェクトの値を文字列に変換して返します。戻り値のフォーマットは ECMA 標準で厳密に定義されていないため、クライアントコンピュータの地域の設定で設定された通貨によって異なります。米国版の Windows 版 IE 5.5 以降では、小数点以下 2 桁の値が返されます。このとき、必要に応じて四捨五入されます。1000、100 万などの桁区切りにはコンマが使用されます。Macintosh 版 IE 5 の処理は、コンマを除き同じです。Netscape 6 では、特別なフォーマットは行われません。 |
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戻り値 | |
文字列 |
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パラメータ | |
なし |
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toPrecision() | NN 6 IE 5.5 (Win) ECMA 3 |
toPrecision(precisionDigits) | |
Number オブジェクトの値の桁数を固定した文字列を返します。桁数には、小数点の前後の桁が含まれます。元の数値よりも小数点以上が少ない桁数になるパラメータを指定すると、戻り値は指数で表されます。値は、最後に表示される桁のすぐ右側の桁に基づいて四捨五入されます。各桁が順番に四捨五入されることはありません。 |
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戻り値 | |
文字列 |
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パラメータ | |
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toString() | NN 4 IE 4 ECMA 1 |
オブジェクトの値を文字列データタイプとして返します。実際には、警告ダイアログボックスやドキュメント内に表示される Number 値はブラウザが必要に応じて文字列に変換するため、このメソッドは必要ありません。 |
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戻り値 | |
文字列 |
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パラメータ | |
なし |
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valueOf() | NN 4 IE 4 ECMA 1 |
オブジェクトの値を返します。 |
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戻り値 | |
数値 |
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パラメータ | |
なし |
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