CFPROPERTY  
説明

ColdFusion コンポーネント (CFC) のプロパティを定義します。Web サービス用の複合データタイプの作成に使用します。このタグの属性は、コンポーネントのメタデータとして示され、継承ルールが適用されます。

 
カテゴリ

拡張タグ

 
シンタックス
<cfproperty
   name="name"
   type="type"
   required="boolean"
   default="default value"
   displayname="descriptive name"
   hint="extended description"
   >
 
関連項目

cfargument、cfcomponent、cffunction、cfinvoke、cfinvokeargument、cfobject、cfreturn、『ColdFusion MX 開発ガイド』の第10章の「ColdFusion コンポーネントの作成と使用」 の「CFC のドキュメント化」

 
ヒストリ

ColdFusion MX: このタグが追加されました。

 
使用方法

cfproperty タグは、コンポーネントの最初の、実行可能コードと関数定義よりも上に配置する必要があります。

コンポーネントを Web サービスとして使用しない場合は、イントロスペクションを使ってコンポーネントを表示するとき (たとえば、ブラウザで CFC ファイルを直接開くときなど) にのみ、cfproperty によってメタデータ情報が提供されます。コンポーネントで使用できる変数の定義や値の設定は行われません。

ColdFusion で作成する Web サービスについては、Web サービスで使用する複雑な変数が cfproperty タグによって定義されます。

 

次のコードでは、住所を表すプロパティが含まれる address.cfc ファイルのコンポーネントを定義しています。

<cfcomponent>
   <cfproperty name="Number" type="numeric">
   <cfproperty name="Street" type="string">
   <cfproperty name="City" type="string">
   <cfproperty name="State" type="string">
   <cfproperty name="Country" type="string">
</cfcomponent>

このコンポーネントで表される複合データタイプは、次のように Web サービスとしてエクスポートされるコンポーネントで使用できます。

<cfcomponent>
   <cffunction name="echoAddress" returnType="address" access="remote">
         <cfargument name="input" type="address">
         <cfreturn arguments.input>
   </cffunction>
</cfcomponent>
NAME  
  必須
 

文字列です。プロパティ名を指定します。スタティックな値である必要があります。

TYPE  
  オプション
 
Default value: "any"

文字列です。プロパティデータタイプを指定します。

  • any
  • array
  • binary
  • boolean
  • date
  • guid: この引数は xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx という形式の UUID または GUID でなければなりません。x は 16 進数の 1 文字を表します (0 ~ 9、A ~ F)。
  • numeric
  • query
  • string
  • struct
  • uuid: この引数は xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxxxxxx という形式の ColdFusion UUID でなければなりません。x は 16 進数の 1 文字を表します (0 ~ 9、A ~ F)。
  • variableName: ColdFusion 変数のネーミング規則に従った形式の文字列
  • コンポーネント名: type 属性の値が上記のどれにも当てはまらない場合、ColdFusion はそれを ColdFusion コンポーネントの名前として扱います。関数を実行したときに、渡された引数が指定の名前を持つ CFC でない場合はエラーになります。
REQUIRED  
  オプション
 
Default value: "no"

パラメータが必要かどうかを指定します。

  • yes
  • no
DEFAULT  
  オプション
 

コンポーネントを Web サービスで使用するときにプロパティ値が設定されていない場合、デフォルト値が指定されます。

この属性を指定する場合は、required 属性を "no" に設定します。あるいは、required 属性を指定しないでください。

DISPLAYNAME  
  オプション
 

イントロスペクションを使用して CFC についての情報を示すときに表示される値です。この値はプロパティ名の後ろの括弧内に表示されます。

HINT  
  オプション
 

イントロスペクションを使用して CFC についての情報を示すときに表示されるテキストです。この属性は、パラメータの目的を説明するのに役立ちます。