マルチメディア・ファイルに音声ガイドが提供されていますか?
米国508条 1194.22(b); WAI/ WCAG1.0 チェックポイント 1.3
 
 
概要

Webページに、マルチメディア・ファイルを埋め込んでいるobjectあるいはembedのような要素、あるいはマルチメディア・ファイルをダイレクトに参照しているaあるいはareaのような要素があります。

マルチメディア・プレゼンテーションにおけるあらゆるビジュアル・トラックに対して、音声ガイドが提供されていることを確認してください。

 
 
チェック方法

Webページに、マルチメディア・ファイルを埋め込んでいるobjectあるいはembedのような要素、あるいはマルチメディア・ファイルをダイレクトに参照しているaあるいはareaのような要素があります。

視覚的にのみ伝えられているすべての重要な情報に対して、音声ガイドが以下に挙げるような形態で提供されていることを確認してください。

  • マルチメディア・ファイルの代替トラック
  • 特定のオーディオ・ファイルへのリンク
 
 
解説

一般的に、マルチメディア・プレゼンテーションは、ユーザーに対して、聴覚と視覚の組合せのように、複数の感覚を使うことを要求します。こういった表現は、障害のないユーザーにとってはWebページをより魅力的なものとしますが、その一方で障害のあるユーザーはWebページのコンテンツを理解するための新しいバリアに直面することになるのです。

マルチメディアが視覚障害のあるユーザーにとってアクセシブルであることを確認するには、ビデオの視覚的な表現のみで伝えられている部分について、そのプレゼンテーションの内容を理解するのに重要ではない部分を除いて、そのすべてに音声ガイドが提供されていることを確認してください。

ビジュアルトラックの音声ガイドは、ムービーの音声や会話部分を邪魔することなく、キーとなるビジュアル要素のナレーションを副音声で提供するものです。キーとなるビジュアル要素には、動き、場面設定、身振り手振り、グラフィック、および画面に表示されるテキストなどがあります。

使用しているフォーマットが代替トラックをサポートするようになるまでは、既存の音声ガイド・ファイルへのリンクを追加するとよいでしょう。