LSTIMEFORMAT  
説明

ロケール固有の形式を使用して、日付時刻文字列の時刻部分の形式を設定します。

 
戻り値

時刻値を表現する文字列

 
カテゴリ

日付および時刻関数、表示および書式制御関数、各国語対応関数

 
関数のシンタックス
LSTimeFormat(time [, mask ])
 
関連項目

LSParseDateTime、LSDateFormat、TimeFormat、『ColdFusion MX 開発ガイド』の第17章の「グローバル化アプリケーションの開発」 の「ロケール」

 
ヒストリ

ColdFusion MX 6.1: ミリ秒を表すマスク文字 L および l が追加されました。

ColdFusion MX:

  • 形式設定の動作の変更 : この関数では、以前のリリースと異なる形式で結果が返される場合があります。この関数では、すべてのプラットフォームで Java 標準のロケール形式設定ルールが使用されます。
  • 次の mask パラメータオプションのサポートを追加 : short、medium、long、および full。
 
パラメータ

 
使用方法

この関数では、すべてのプラットフォームで Java 標準のロケール形式設定ルールが使用されます。

日付/時刻値を文字列として渡すときは、その値を引用符で囲む必要があります。引用符で囲まない場合、その値は日付時刻オブジェクトの数値表現として解釈されます。

タイムゾーン間の時差を計算するには、GetTimeZoneInfo 関数を使用します。

日付、時刻、数値、および通貨の値のデフォルトの表示形式を設定するには、SetLocale 関数を使用してください。

秒の値がこの関数に渡されず、マスク値が s の場合、デフォルトで出力される秒の形式はゼロが 1 つです。たとえば、lstimeformat(6:39, "h:m:s") は 6:39:0 を返します。マスク値が ss の場合は、6:39:00 を返します。

 
<h3>LSTimeFormat の例</h3>

<p>LSTimeFormat はロケール表記規則を使用して時刻値を返します。 

<!--- ロケールのリスト全体をループし、時刻値を表示します。--->
<cfloop LIST = "#Server.Coldfusion.SupportedLocales#"
index = "locale" delimiters = ",">
   <cfset oldlocale = SetLocale(locale)>

   <cfoutput><p><B><I>#locale#</I></B><br>
   #LSTimeFormat(Now())#<br>
   #LSTimeFormat(Now(), 'hh:mm:ss')#<br>   
   #LSTimeFormat(Now(), 'hh:mm:sst')#<br>   
   #LSTimeFormat(Now(), 'hh:mm:sstt')#<br>   
   #LSTimeFormat(Now(), 'HH:mm:ss')#<br>   
      <hr noshade>
   </cfoutput>

</cfloop>
STRING  
日付時刻オブジェクトの範囲は、西暦 100 〜 9999 年です。
MASK  
形式を指定するマスク文字からなる文字列です。
  • h: 時。1 桁の場合は先頭に 0 が付きません (12 時間形式)。
  • hh: 時。1 桁の場合は先頭に 0 が付きます(12 時間形式)。
  • H: 時。1 桁の場合は先頭に 0 が付きません (24 時間形式)。
  • HH: 時刻。1 桁の場合は先頭に 0 が付きます (24 時間形式)。
  • m: 分。1 桁の場合は先頭に 0 が付きません。
  • mm: 分。1 桁の場合は先頭に 0 が付きます。
  • s: 秒。1 桁の場合は先頭に 0 が付きません。
  • ss: 秒。1 桁の場合は先頭に 0 が付きます。
  • l: ミリ秒。
  • t: 午前および午後を表す 1 文字の時刻マーカー文字列 (A および P など)。
  • tt: 午前および午後を表す複数文字の時刻マーカー文字列 (AM および PM など)。
以下の指定は、Java のロケール固有の時刻エンコード標準に適合した形式です。厳密な形式はロケー ルによって異なります。
  • short: 時、分。AM や PMが使われる場合もあります。
  • medium: 時、分。AM や PMが使われる場合もあります。
  • long: medium の内容に加えてタイムゾーンが含まれます。
  • full: ロケールによっては、ある種の時刻を示すシンボルが用いられます。
デフォルト値は short です。