RangeExceptionNN なし IE なし DOM 2

W3C DOM の Range オブジェクトに対する操作に何らかの誤りがあると、エラーが発生する (JavaScript 1.5 の用語では例外を投げる) 場合があります。W3C の DOM では、特に Range に関して明確に定義 (制限) された例外リストに対応するコード値を返すオブジェクトが定義されています。たとえば、コンテンツに関係のないノード (Attr など) を含む範囲の境界点を設定しようとすると、このようなノードをパラメータとして渡された selectNode() メソッドが、コード値 2 の例外を投げます。このコード値は、テキストノードに対して不正なアクションまたは論理的に不可能なアクションを実行しようとしたことを意味しています。

 

最終的にブラウザに実装する場合、範囲の例外に関するスクリプトのメカニズムは、DOMException オブジェクトで説明したものと同じなります。Range オブジェクトのプロパティやメソッドのアクセスでも DOMException の例外が発生します。

 
オブジェクト参照
 
errorObjectReference
 
オブジェクト固有のプロパティ

code

 
オブジェクト固有のメソッド

なし

 
オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ

なし

codeNN なし IE なし DOM 1

読み取り専用

Range オブジェクトの定義済みのエラータイプのいずれかに該当する整数値を返します。エラータイプを次の表に示します。

 
コード定数主な原因
1BAD_BOUNDARYPOINTS_ERRsurroundContents() メソッドが不正な終了点を持つ範囲に対して適用された
2INVALID_NODE_TYPE_ERRメソッドが不正なノードタイプに対して実行されようとした
 

整数

 
既定値

エラーによって異なります。