DateNN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトは、さまざまなコンストラクタ関数によってインスタンスを生成する、静的オブジェクトです。Date オブジェクトの各インスタンスは、1970 年 1 月 1 日の午前 0 時を基準とする、日付と時刻のスナップショット (ミリ秒まで計時) です。負の値はこれ以前の日付を、正の値はこれ以降の日付を表します。

 

通常の場合、現在時刻または指定の日付と時刻 (クライアントのローカル時刻を使用して過去または未来の時刻を指定可) について、Date オブジェクトの新規インスタンスを生成して、日付を使用します。その後、各種 date メソッドを使用してその時間のコンポーネント (月、日、時、分など) を取得または設定します。ブラウザ内部では、日付が世界協定時刻 (UTC) を使ってミリ秒単位で保存されます。UTC は、グリニッジ標準時 (GMT) と基本的に同じです。日付や時刻のコンポーネントをブラウザに要求すると、ブラウザはクライアントコンピュータのコントロールパネルで設定されている時計と時間帯に基づいて、自動的に値を現地時間帯に換算します。したがって、コントロールパネルの設定が間違っている場合、日付や時刻の計算がずれることがあります。

 

スクリプトが使用できるブラウザの初期のバージョンでは、Date オブジェクトを使用した場合にバグが多く見られました。Date オブジェクトの基本的な処理とバグについては、http://developer.netscape.com/viewsource/goodman_dateobject.html を参照してください。

 
Date オブジェクトの作成方法
 
var now = new Date();
var myDate = new Date("month dd, yyyy hh:mm:ss");
var myDate = new Date("month dd, yyyy");
var myDate = new Date(yy, mm, dd, hh, mm, ss);
var myDate = new Date(yy, mm, dd);
var myDate = new Date(milliseconds);
 
プロパティ
 
constructor prototype
 
メソッド
 
getDate()getDay()getFullYear()
getHours()getMilliseconds()getMinutes()
getMonth()getSeconds()getTime()
getTimezoneOffset()getUTCDate()getUTCDay()
getUTCFullYear()getUTCHours()getUTCMilliseconds()
getUTCMinutes()getUTCMonth()getUTCSeconds()
getVarDate()getYear()parse()
setDate()setFullYear()setHours()
setMilliseconds()setMinutes()setMonth()
setSeconds()setTime()setUTCDate()
setUTCFullYear()setUTCHours()setUTCMilliseconds()
setUTCMinutes()setUTCMonth()setUTCSeconds()
setYear()toDateString()toGMTString()
toLocaleDateString()toLocaleString()toLocaleTimeString()
toString()toTimeString()toUTCString()
UTC()valueOf()
 
constructorNN 4 IE 4 ECMA 1

読み書き

Date オブジェクトのインスタンスを作成した関数、つまりブラウザでのネイティブな Date() コンストラクタ関数への参照です。

 
 
if (myVar.constructor == Date) {
    // process native string
}
 

関数オブジェクトの参照

 
prototypeNN 3 IE 4 ECMA 1

読み書き

静的な Date オブジェクトのプロパティです。prototype プロパティを使って、現在のドキュメントでこれから作成される Date のインスタンスに新しいプロパティやメソッドを設定します。使用例は Array.prototype プロパティを参照してください。

 
 
Date.prototype.author = "DG";
 

関数参照を含むすべてのデータ

 
getDate()NN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された日付を返します。

 
戻り値

1 ~ 31 の整数

 
パラメータ

なし

 
getDay()NN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された曜日を表す整数値を返します。

 
戻り値

0 ~ 6 の整数値。0 が日曜日、1 が月曜日、6 が土曜日を表します。

 
パラメータ

なし

 
getFullYear()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された日付の年 (全桁) を返します。

 
戻り値

整数値。Navigator 4 では負の値は返しません。Internet Explorer と Netscape 6 では負の値も返します。

 
パラメータ

なし

 
getHours()NN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻の時を表す、0 を基準とした整数値を返します。24 時間式の時間を使用します。

 
戻り値

0 ~ 23 の整数

 
パラメータ

なし

 
getMilliseconds()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻のミリ秒を、0 を基準とする整数値として返します。

 
戻り値

0 ~ 999 の整数

 
パラメータ

なし

 
getMinutes()NN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻の分を、0 を基準とする整数値として返します。

 
戻り値

0 ~ 59 の整数

 
パラメータ

なし

 
getMonth()NN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された日付の月を、0 を基準とする整数値として返します。このメソッドの値も 0 を基準とするため、スクリプトを作成する上で混乱の原因となることがあります。

 
戻り値

0 ~ 11 の整数。0 が 1 月、1 が 2 月、11 が 12 月を示します。

 
パラメータ

なし

 
getSeconds()NN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻の秒を、0 を基準とする整数値として返します。

 
戻り値

0 ~ 59 の整数

 
パラメータ

なし

 
getTime()NN 2 IE 3 ECMA 1

起算日の 1970 年 1 月 1 日から Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻までの経過時間を、0 を基準とするミリ秒数 (整数値) で返します。

 
戻り値

整数値

 
パラメータ

なし

 
getTimezoneOffset()NN 2 IE 3 ECMA 1

クライアントコンピュータのクロック (Date オブジェクトのインスタンス) と GMT との時差を表す分数を、0 を基準とする整数値で返します。GMT より西の時間帯は正の値、GMT より東の時間帯は負の値となります。このメソッドは、特に Macintosh 版の初期のブラウザではバグが多く発生しました。

 
戻り値

-720 ~ 720 の整数

 
パラメータ

なし

 
getUTCDate()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された日付を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で返します。

 
戻り値

1 ~ 31 の整数

 
パラメータ

なし

 
getUTCDay()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された曜日を表す整数値を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で返します。

 
戻り値

0 ~ 6 の整数値。0 が日曜日、1 が月曜日、6 が土曜日を表します。

 
パラメータ

なし

 
getUTCFullYear()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された日付の年 (全桁) を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で返します。

 
戻り値

整数値。Navigator 4 では負の値は返しません。Internet Explorer と Netscape 6 では負の値も返します。

 
パラメータ

なし

 
getUTCHours()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻の時を表す 0 を基準とした整数値を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で返します。24 時間式の時間を使用します。

 
戻り値

0 ~ 23 の整数

 
パラメータ

なし

 
getUTCMilliseconds()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻のミリ秒を表す 0 を基準とした整数値を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で返します。

 
戻り値

0 ~ 999 の整数

 
パラメータ

なし

 
getUTCMinutes()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻の分を表す 0 を基準とした整数値を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で返します。

 
戻り値

0 ~ 59 の整数

 
パラメータ

なし

 
getUTCMonth()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された日付の月を表す 0 を基準とした整数値を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で返します。このメソッドの値も 0 を基準とするため、スクリプトを作成する上で混乱の原因となることがあります。

 
戻り値

0 ~ 11 の整数。0 が 1 月、1 が 2 月、11 が 12 月を示します。

 
パラメータ

なし

 
getUTCSeconds()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスで指定された時刻の秒を表す 0 を基準とした整数値を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で返します。

 
戻り値

0 ~ 59 の整数

 
パラメータ

なし

 
getVarDate()NN なし IE 4 ECMA なし

日付の値を、ActiveX コントロールや VBScript など、Windows でのさまざまな応用に適した VT_DATE というフォーマットで返します。JavaScript での日付の計算用ではありません。

 
戻り値

VT_DATE フォーマットの値 (JavaScript 用ではない)

 
パラメータ

なし

 
getYear()NN 2 IE 3 ECMA なし

Date オブジェクトのインスタンスの年を表す数値を返しますが、不規則な動作をする場合があります。本来このメソッドは、Date オブジェクトが表す 1900 年以降の年数を返すためのものです。したがって 1900 ~ 1999 年については 1 桁または 2 桁の数値が返されます。2000 年以降になると、返す値が不規則になります。一部のブラウザでは、getYear() メソッドは 100 で始まる値を返すのではなく、getFullYear() と同じ 4 桁の数値を返します。したがって、なるべく getFullYear() を使用してください。その場合にも各ブラウザの互換性に注意してください。このメソッドは ECMA でサポートされていませんが、getFullYear() はサポートされています。

 
戻り値

1900 ~ 1999 年の場合は 0 ~ 99 の整数。2000 年以降の場合、一部のブラウザでは 4 桁の整数、その他のブラウザでは 100 以上の整数。

 
パラメータ

なし

 
parse()NN 2 IE 3 ECMA 1

parse("dateString")

パラメータで文字列として指定された時刻に相当するミリ秒を返す、静的な Date オブジェクトメソッドです。

 
戻り値

日付を表すミリ秒

 
パラメータ
 
  • dateString
      Date オブジェクトから取得されるものと同じフォーマットの文字列。使用できるフォーマットの例については、toString()toGMTString()、および toLocaleString() の各メソッドを参照してください。
 
setDate()NN 2 IE 3 ECMA 1

setDate(dateInt)

Date オブジェクトのインスタンスの日付を設定します。指定した日付がオブジェクトの次の月以降になる場合は、その月の日付として再計算されます。たとえば、Date オブジェクトが 2002 年 12 月 25 日に設定されている場合、次のようにして 10 日後の日付を検索できます。

 
myDate.setDate(myDate.getDate() + 10);
 

この計算の後、myDate の値は 2003 年 1 月 4 日になります。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • dateInt
      日付の整数
 
setFullYear()NN 4 IE 4 ECMA 1

setFullYear(yearInt)

Date オブジェクトのインスタンスの年を設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • yearInt
      整数値。Navigator 4 では負の値は指定できません。Internet Explorer と NN 6 では、負の値を指定できます。
 
setHours()NN 2 IE 3 ECMA 1

setHours(hourInt)

Date オブジェクトのインスタンスの時刻の時を設定します。24 時間式の時間を使用します。指定した時刻がオブジェクトの翌日以降になる場合は、その日の時刻として再計算されます。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • hourInt
      0 を基準とする整数
 
setMilliseconds()NN 4 IE 4 ECMA 1

setMilliseconds(msInt)

Date オブジェクトのインスタンスの時刻のミリ秒を設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • msInt
      ミリ秒を表す 0 を基準とする整数
 
setMinutes()NN 2 IE 3 ECMA 1

setMinutes(minuteInt)

Date オブジェクトのインスタンスの時刻の分を設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • minuteInt
      0 を基準とする整数
 
setMonth()NN 2 IE 3 ECMA 1

setMonth(monthInt)

Date オブジェクトのインスタンスの日付の月を設定します。このメソッドの値も 0 を基準とするため、スクリプトを作成する上で混乱の原因となることがあります。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • monthInt
      0 を基準とする整数。0 が 1 月、1 が 2 月、11 が 12 月を示します。12 以上の値を指定すると、オブジェクトは次の年に繰り越します。
 
setSeconds()NN 2 IE 3 ECMA 1

setSeconds(secInt)

Date オブジェクトのインスタンスの時刻の秒を設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • secInt
      0 を基準とする整数
 
setTime()NN 2 IE 3 ECMA 1

setTime(msInt)

Date オブジェクトのインスタンスを、1970 年 1 月 1 日から換算したミリ秒数に設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • msInt
      ミリ秒を表す整数
 
setUTCDate()NN 4 IE 4 ECMA 1

setUTCDate(dateInt)

Date オブジェクトのインスタンスの日付を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で設定します。指定した日付がオブジェクトの次の月以降になる場合は、その月の日付として再計算されます。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • dateInt
      整数値
 
setUTCFullYear()NN 4 IE 4 ECMA 1

setUTCFullYear(yearInt)

Date オブジェクトのインスタンスの年 (全桁) を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • yearInt
      整数値。Navigator 4 では負の値は指定できません。Internet Explorer と NN 6 では、負の値を指定できます。
 
setUTCHours()NN 4 IE 4 ECMA 1

setUTCHours(hourInt)

Date オブジェクトのインスタンスの時刻の時を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で設定します。24 時間式の時間を使用します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • hourInt
      0 を基準とする整数
 
setUTCMilliseconds()NN 4 IE 4 ECMA 1

setUTCMilliseconds(msInt)

Date オブジェクトのインスタンスの時刻のミリ秒を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • msInt
      0 を基準とする整数
 
setUTCMinutes()NN 4 IE 4 ECMA 1

setUTCMinutes(minuteInt)

Date オブジェクトのインスタンスの時刻の分を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • minuteInt
      0 を基準とする整数
 
setUTCMonth()NN 4 IE 4 ECMA 1

setUTCMonth(monthInt)

Date オブジェクトのインスタンスの日付の月を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で設定します。このメソッドの値も 0 を基準とするため、スクリプトを作成する上で混乱の原因となることがあります。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • monthInt
      0 を基準とする整数。0 が 1 月、1 が 2 月、11 が 12 月を示します。12 以上の値を指定すると、オブジェクトは次の年に繰り越します。
 
setUTCSeconds()NN 4 IE 4 ECMA 1

setUTCSeconds(secInt)

Date オブジェクトのインスタンスの時刻の秒を、ブラウザの内部に保存されている UTC 時間で設定します。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • secInt
      0 を基準とする整数
 
setYear()NN 2 IE 3 ECMA なし

setYear(yearInt)

Date オブジェクトのインスタンスの年を設定します。サポートするブラウザのバージョンで setFullYear() を使用できる場合は、そちらを使用してください。このメソッドは ECMA でサポートされていませんが、setFullYear() はサポートされています。

 
戻り値

なし

 
パラメータ
 
  • yearInt
      年を表す 4 桁または 2 桁の整数
 
toDateString()NN 6 IE 5.5 (Win) ECMA 3

Date オブジェクトのインスタンスの日付部分だけから構成される文字列を返します。フォーマットはブラウザと言語によって異なりますが、Windows 版 IE 6 と Netscape 6 の米国版では、Ddd Mmm dd yyyy のフォーマットで値が返されます。

 
戻り値

文字列

 
パラメータ

なし

 
toGMTString()NN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトインスタンスの GMT 値を文字列に変換したものを、標準フォーマットで返します。このメソッドは、元の Date オブジェクトに変更を行いません。新しいバージョンのブラウザの場合、toGMTString() の代わりに toUTCString() メソッドを使用することを推奨します。

 
戻り値

文字列。フォーマットは次のとおりです。dayAbbrevdd mmm yyyy hh:mm:ss GMT次に例を示します。

 
Mon 05 Aug 2002 02:33:22 GMT
 
パラメータ

なし

 
toLocaleDateString()NN 6 IE 5.5 (Win) ECMA 3

Date オブジェクトのインスタンスの日付部分だけから構成される文字列を返します。フォーマットは、ブラウザと言語によって異なります。Windows 版 IE 6 では、fullDay, fullMonth dd, yyyy のフォーマットで値が返されます。Netscape 6 では、fullDay fullMonth dd yyyy のフォーマットで値が返されます。

 
戻り値

文字列

 
パラメータ

なし

 
toLocaleString()NN 2 IE 3 ECMA 1

Date オブジェクトのインスタンスから、日付と時刻の現地時間帯の値を文字列で返します。フォーマットは、対象となる国、地域の規則や OS が使用する規則に従ってローカライズすることができます。

 
戻り値

各種フォーマットでの文字列米国版のブラウザでは次のフォーマットがサポートされます。

 
プラットフォーム文字列値
Internet Explorer 6/Win32
 Tuesday, April 01, 2003 7:30:00 AM
Internet Explorer 5.1/Mac
 Tuesday, 01 April, 2003  07:30:00 AM
Navigator 6/Win32
 Tuesday, April 01, 2003 07:30:00
Navigator 6/Mac
 Tuesday April 01 07:30:00 2003
 
パラメータ

なし

 
toLocaleTimeString()NN 6 IE 5.5 (Win) ECMA 3

Date オブジェクトのインスタンスの時刻部分だけから構成される文字列を返します。フォーマットは、ブラウザと言語によって異なります。Windows 版 IE 6 では、[h]h:mm:ss xM のフォーマットで値が返されます。Netscape 6 では、hh:mm:ss のフォーマットで値が返されます。

 
戻り値

文字列

 
パラメータ

なし

 
toString()NN 2 IE 4 ECMA 1

主にブラウザ自身が使用するメソッドで、ダイアログボックスでの表示や画面での表示に必要な場合に、Date オブジェクトのインスタンスを文字列に変換します。

 
戻り値

各種フォーマットでの文字列米国版のブラウザでは、次のフォーマットがサポートされます。

 
プラットフォーム文字列の値
Internet Explorer 6/Win32
 Tue Apr 1 07:30:00 PST 2003
Internet Explorer 5.1/Mac
 Tue Apr 1 07:30:00 PST 2003
Navigator 6/Win32
 Tue Apr 01 07:30:00 GMT-0800 (Pacific Standard Time) 2003
Navigator 6/Mac
 Tue Apr 01 2003 07:30:00 GMT-0800
 
パラメータ

なし

 
toTimeString()NN 6 IE 5.5 (Win) ECMA 3

Date オブジェクトのインスタンスの時刻部分だけから構成される文字列を返します。フォーマットは、ブラウザと言語によって異なります。

 
戻り値

文字列

 
パラメータ

なし

 
toUTCString()NN 4 IE 4 ECMA 1

Date オブジェクトインスタンスの UTC 値を文字列に変換したものを、標準フォーマットで返します。このメソッドは、元の Date オブジェクトに変更を行いません。新しいバージョンのブラウザの場合、toGMTString() の代わりに toUTCString() メソッドを使用することを推奨します。

 
戻り値

文字列。フォーマットは次のとおりです。dayAbbrev dd mmm yyyy hh:mm:ss GMT。次に例を示します。

 
Mon 05 Aug 2002 02:33:22 GMT
 
パラメータ

なし

 
UTC()NN 2 IE 3 ECMA 1

UTC(yyyy, mm, dd[, hh[, mm[, ss[, msecs]]]])

Date オブジェクトの静的メソッドで、Date オブジェクトについてブラウザ内部に保存されている日付を数値に変換したものを返します。Date オブジェクトのコンストラクタに渡すパラメータと異なり、正しい戻り値を取得するには UTC() メソッドのパラメータ値を UTC で指定する必要があります。このメソッドは Date オブジェクトコンストラクタと異なり、Date オブジェクトを生成しません。

 
戻り値

パラメータで指定された日付の UTC によるミリ秒を整数値として返します。

 
パラメータ
 
  • yyyy
      年を表す 4 桁の数値
  • mm
      月を表す 2 桁の数値 (0 ~ 11)
  • dd
      日付を表す 2 桁の数値 (1 ~ 31)
  • hh
      24 時間式の時刻で時を表す 2 桁の数値 (0 ~ 23)。省略可能です。
  • mm
      分を表す 2 桁の数値 (0 ~ 59)。省略可能です。
  • ss
      秒を表す 2 桁の数値 (0 ~ 59)。省略可能です。
  • msec
      ミリ秒を表す数値 (0 ~ 999)。省略可能です。
 
valueOf()NN 4 IE 4 ECMA 1

オブジェクトの値を返します。

 
戻り値

ミリ秒を表す整数

 
パラメータ

なし