LSPARSEDATETIME  
説明

現在のロケールの有効な日付時刻表現である文字列を、日付時刻オブジェクトに変換します。

 
戻り値

日付時刻オブジェクト

 
カテゴリ

日付および時刻関数、表示および書式制御関数、各国語対応関数、文字列関数

 
関数のシンタックス
LSParseDateTime(date/time-string)
 
関連項目

LSDateFormat、ParseDateTime、SetLocale、GetLocale、『ColdFusion MX 開発ガイド』の第17章の「グローバル化アプリケーションの開発」 の「ロケール」

 
ヒストリ

ColdFusion MX:

  • 形式設定の動作の変更 : この関数では、以前のリリースで使用できた形式の文字列が使用できなくなっている場合があります。この関数では、すべてのプラットフォームで Java 標準のロケール形式設定ルールが使用されます。
  • date/time-string パラメータ値の処理方法の変更 : 「使用方法」で説明するように、date/time-string パラメータ値のタイムゾーン情報の処理方法が、以前のリリースとは異なっています。
 
パラメータ

 
使用方法

この関数は、現在のロケールの Java 標準のロケール形式設定ルールにのっとった日付、時刻、および日付と時刻の組み合わせのいずれも変換できます。

次の表は、English (US) ロケールでこの関数に渡すことのできる日付時刻値の例をいくつか挙げたものです。これらの形式の日付部分のみまたは時刻部分のみを渡すことも可能です。

   
m/dd/yy h:mm:ss
1/30/02 7:02:33
m/dd/yy h:mm tt
1/30/02 7:02 AM
m/dd/yyyy h:mm
1/30/2002 7:02 AM
mmm dd, yyyy h:mm:ss tt
Jan 30, 2002 7:02:12 AM
mmmm dd, yyyy h:mm:ss tt zzz
January 30, 2002 7:02:23 AM PST
ddd, mmm dd, yyyy hh:mm:ss
Wed, Jan 30, 2002 07:02:12
dddd, mmmm dd, yyyy h:mm:ss tt zzz
Wednesday, January 30, 2002 7:02:12 AM PST

有効な日付の範囲は、西暦 100 〜 9999 年です。2 桁の年については、00 〜 29 の場合は 2000 〜 2029 年、30 〜 99 の場合は 1930 〜 1999 と解釈されます。

この関数は、現在のタイムゾーンと、入力パラメータで指定されたタイムゾーンの時差を補正します。

  • date/time-string パラメータで指定されたタイムゾーンがコンピュータのタイムゾーン設定と異なっている場合、ColdFusion は時刻値をコンピュータのタイムゾーンと同じ値に調整します。
  • date/time-string パラメータにタイムゾーンが指定されなかった場合、ColdFusion は時刻値を調整しません。
メモ: この関数では、POP 形式の日付 (タイムゾーンオフセット値を含む日付) は使用できません。
 
<h3>LSParseDateTime の例 - ロケール固有の日付時刻オブジェクトを返します。</h3>
<!--- ロケールのリスト全体をループし、Now() の日付値を表示します。--->
<cfloop LIST = "#Server.Coldfusion.SupportedLocales#"
index = "locale" delimiters = ",">
   <cfset oldlocale = SetLocale(locale)>
   <cfoutput><p><B><I>#locale#</I></B><br>
      <p>ロケール固有の形式 : 
      <br>#LSDateFormat(Now(), "mmm-dd-yyyy")# #LSTimeFormat(Now())#<br>
      #LSDateFormat(Now(), "mmmm d, yyyy")# #LSTimeFormat(Now())#<br>
      #LSDateFormat(Now(), "mm/dd/yyyy")# #LSTimeFormat(Now())#<br>
      #LSDateFormat(Now(), "d-mmm-yyyy")# #LSTimeFormat(Now())#<br>
      #LSDateFormat(Now(), "ddd, mmmm dd, yyyy")# #LSTimeFormat(Now())#<br>
      #LSDateFormat(Now(), "d/m/yy")# #LSTimeFormat(Now())#<br>
      #LSDateFormat(Now())# #LSTimeFormat(Now())#<br>
   <p>標準の日付時刻 : 
   #LSParseDateTime("#LSDateFormat(Now())# #LSTimeFormat(Now())#")#<br>
   </cfoutput>
</cfloop>
DATE/TIME-STRING  
現在のロケールで読み取り可能な形式で表された文字列、またはそのような文字列を含んでい る変数です。