制限時間がある場合、延長や解除はできますか? | |
JIS 5.3 d) | |
概要
Webページに、object、embed、applet、button、input、select、textarea、isindex要素のいずれかがあります。それが提供しているコンテンツに入力あるいは操作時間の制限がある場合は、ユーザーに残り時間を提示するとともに、その制限時間を延長あるいは解除できる手段、あるいは何らかの代替手段を提供していることを確認してください。 |
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修正/チェック方法
Webページに、object、embed、applet、button、input、select、textarea、isindex要素のいずれかがあります。それが提供しているコンテンツに入力あるいは操作に制限時間がある場合は、ユーザーに残り時間を提示する手段を提供するとともに、あわせてその制限時間を延長または解除できる手段、あるいは何らかの代替手段を提供していることを確認してください。 ただし、制限時間を設ける前に、どうしてもその制限時間を設けなければならないかどうかを十分に検討することが重要です。可能であれば、制限時間を設けないのがベストです。しかし、セキュリティ上の理由や時間に関係のあるイベント性などがある場合は別です。そのWebコンテンツを成立させる上で制限時間が不可欠であれば、ユーザーに前述のような手段を提供するようにしてください。 |
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修正/チェックのポイント
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JIS関連項目
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解説
Webコンテンツの入力や操作に制限時間があると、ユーザーがその時間内に要求されている作業を完了できない恐れがあります。特に、高齢者や障害者ユーザーなどは、他のユーザーと比べて入力や操作に時間がかかる傾向にあります。その作業を完了するのに要する時間は、ユーザーによってまちまちであり、一概にその長さを決めることもできません。制限時間を設ける必要のあるコンテンツかどうかを十分に検討して、できるかぎり制限時間を設けないようにしてください。 しかし、Webコンテンツの種類によっては、その特性からセキュリティ上の理由により、制限時間を設けなければならないケースがあります。どうしても制限時間を設けなければならない場合は、制限時間があることを事前にユーザーに分かりやすく示してください。その際には、例えば "セキュリティ上の理由により、ログインから30分後に自動的にログアウトされます。" というように、制限時間の長さだけでなく、その理由も簡潔に示しておくとよいでしょう。 そして、ユーザーが必要に応じて、制限時間の残り時間を確認できるようにしておくことも重要です。 たとえ、制限時間があることを事前に知らせていたとしても、どうしてもその制限時間内に目的の作業を完了できないユーザーがいるかもしれません。そういったユーザーのことも考慮して、可能であれば、その制限時間を延長あるいは解除できる手段を提供するようにしてください。これができない場合は、何らかの代替手段を提供しなくてはなりません。例えば、以下のような代替手段が考えられます。
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JIS X 8341-3について
JIS X 8341-3 の内容は、以下のサイトにて規格番号「X8341-3」で検索して、規格票をご覧ください。
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