情報を適切に構造化/グループ化していますか? | |
JIS 5.2 a), 5.3 b); WCAG 12.3; | |
概要
Webページにあるテキストが意味のあるグループに適切に分けられていることを確認してください(見出し、リスト項目、など)。 |
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修正/チェック方法
ありとあらゆる手段を用いて、テキスト、フォームのコントロール、そしてリンクなどをできるかぎり細かくグループ化してください。 例えば、optgroup要素を用いて、select要素内のoption要素をグループ化する、fieldset要素およびlegend要素を用いて、フォームのコントロールをグループ化する、リストを適切に入れ子構造にする、見出し(h1要素、h2要素、...)でドキュメントを構造化する、などが挙げられます。 |
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修正/チェックのポイント
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JIS関連項目
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解説
コンピュータ画面上の文章と紙に印刷された文章とでは、物理的条件および作業の違いにより、ユーザーの文章を読むパターンが大きく異なります。 ユーザーがコンピュータの画面上でWebページを読むときには、その全体の構造およびコンテンツ部分を確認するために走り読みをします。その際、ユーザーの目を引くのは、タイトル、見出し、太字のテキスト、下線のあるリンク、インデントされた部分などです。 この走り読みを終えた後で、かつユーザーの関心を引く何かがあった場合のみ、ユーザーは長い文章部分を読みます。 さらに、支援技術は、情報を自動的にグループ化して、グループごとにレンダリングすることができます。例えば、フレームは1つずつレンダリングする、ユーザーが特定のセクションにジャンプできるようにする(h1要素、h2要素、... でマークアップされた見出し箇所だけを拾い読みする)、ホットスポットを1つの集合体としてレンダリングする、などです。このように、支援技術のユーザーは、グループ化されたコンテンツやナビゲーション部分を活用することができるのです。 |
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JIS X 8341-3について
JIS X 8341-3 の内容は、以下のサイトにて規格番号「X8341-3」で検索して、規格票をご覧ください。
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