td、th | NN 6 IE 4 DOM 1 | |||||||||||||||||||
td および th オブジェクトは td および th 要素に対応するオブジェクトです。これら 2 つの要素は、HTML 構造の観点から見ると、テーブル内での用途がそれぞれ異なりますが、スクリプト作成の観点から見ると、共通のプロパティとメソッドを持っています。いずれにしろセルであることは同じです。 |
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td 要素などのテーブルセル要素は、tbody や tr 要素の bgColor などの視覚的プロパティをコンテナから継承しますが、継承されたプロパティ値は td オブジェクトに自動的に設定されません。したがって、セルの背景色が黄色くなっていても、必ずしもその bgColor プロパティが設定されているとは限りません。Macintosh 版 IE 4 での実装には不備があるため、これらの要素オブジェクトにスクリプトでアクセスする機能が完全ではありません。 |
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相当する HTML コード | ||||||||||||||||||||
<td> <th> |
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オブジェクト参照 | ||||||||||||||||||||
[window.]document.getElementById("elementID") [window.]document.getElementById("tableRowID").cells[i] |
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オブジェクト固有のプロパティ | ||||||||||||||||||||
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オブジェクト固有のメソッド | ||||||||||||||||||||
なし |
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オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ | ||||||||||||||||||||
なし |
abbr | NN 6 IE 5(Mac)/6(Win) DOM 1 |
読み書き | |
abbr 属性 (読み上げ用のセルの説明) に対応するオブジェクトですが、主要なブラウザでは特別な効果を得られません。 |
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値 | |
文字列 |
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既定値 | |
空の文字列 |
align | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
セル内のコンテンツの横方向の位置揃えを示します。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").align = "center"; |
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値 | |
横方向の位置揃えを指定する center、left、right のいずれかの定数 |
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既定値 | |
left |
axis | NN 6 IE 5(Mac)/6(Win) DOM 1 |
読み書き | |
axis 属性 (読み上げ用のセルカテゴリの説明) に対応するオブジェクトですが、主要なブラウザでは特別な効果を得られません。 |
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値 | |
文字列 |
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既定値 | |
空の文字列 |
background | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
セルの背景イメージの URL を示します。要素に bgColor が設定されている場合、イメージの読み込みが失敗した際にはその背景色が表示されます。正常に読み込まれた場合は背景色の上にイメージが表示されます。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").background = "images/watermark.jpg"; |
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値 | |
背景イメージファイルの絶対 URL または相対 URL |
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既定値 | |
なし |
bgColor | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
テーブルセルの背景色を示します。この色の設定は、スタイルシートの backgroundColor プロパティには反映されません。bgcolor 属性や bgColor プロパティの設定に色の名前の英単語を使用した場合でも、戻り値では常に RGB 値の 16 進数表記が返されます。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").bgColor = "yellow"; |
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値 | |
RGB 値の 16 進数表記または色の名前の英単語。使用できる色の名前については、付録 A を参照してください。 |
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既定値 | |
ブラウザと OS によって異なります。 |
borderColor | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
要素のボーダーの色を示します。Internet Explorer では、セルの内側のボーダーを構成する 4 辺すべてにこの色が適用されます。したがって、隣り合っているセルの色が衝突することはありません。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").borderColor = "salmon"; |
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値 | |
RGB 値の 16 進数表記または色の名前の英単語。空の文字列を設定した場合、"#000000" (黒) として解釈されます。使用できる色の名前については、付録 A を参照してください。 |
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既定値 | |
OS によって異なります。 |
borderColorDark、borderColorLight | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
Internet Explorer では、ページの背景色やデフォルト色の周りに明るい線と暗い線を適切に配置することによってテーブルボーダーの 3D 効果が作成されます。borderColorDark (セルの左と上の辺) プロパティと borderColorLight (セルの右と下の辺) プロパティに値を設定して、ボーダーの暗い線と明るい線に使用する色を個別に制御できます。 |
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通常の場合、この 2 つのプロパティにはお互いの補色を設定します。ただし、必ずしも borderColorDark に暗い色を設定する必要はありません。これらの属性はセルの特定の辺を制御するためのもので、各属性によってボーダーのどの辺が設定されるかが分かるような名前が付いているだけです。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").borderColorDark = "blue"; document.getElementById("myTD").borderColorLight = "cornflowerblue"; |
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値 | |
RGB 値の 16 進数表記または色の名前の英単語。空の文字列を設定した場合、"#000000" (黒) として解釈されます。使用できる色の名前については、付録 A を参照してください。 |
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既定値 | |
OS によって異なります。 |
cellIndex | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み取り専用 | |
同じ行にある他のすべての td 要素に対する現在のセルの位置を示す 0 から始まる整数値を返します。この値は tr 要素内の td 要素のソースコード順序に基づきます。このプロパティは Macintosh 版 IE 4 では使用できません。 |
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例 | |
var whichCell = document.getElementById("myTD").cellIndex; |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
なし |
ch | NN 6 IE 5(Mac)/6(Win) DOM 1 |
読み書き | |
セル内のテキストの位置揃え点として使用されるテキスト文字を示します。このプロパティは、通常、"char" に設定された align 属性の値のみを対象とします。実際には、IE と Navigator のいずれでもこのプロパティは反映されません。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").ch = "."; |
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値 | |
1 文字の文字列 |
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既定値 | |
なし |
chOff | NN 6 IE 5(Mac)/6(Win) DOM 1 |
読み書き | |
char 属性で設定された文字がセル内で表示されるオフセット点を示します。実際には、IE と Navigator のいずれでもこのプロパティは反映されません。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").chOff = "80%"; |
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値 | |
ピクセル数、またはセル内でのパーセント値を示す文字列 |
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既定値 | |
なし |
colSpan | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
現在のテーブルセルを広げる列の数を示します。colSpan に含まれる列の数が 1 増えるごとに、その行に必要な td 要素の数が 1 つ減ります。align プロパティの値を center または right に設定した場合、その位置揃えは指定された列数をカバーする td 要素全体の幅に基づいて計算されます。現在のセルで rowspan 属性が指定されていなければ、次のテーブル行は元の列数に戻ります。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").colSpan = 2; |
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値 | |
通常 2 以上の整数 |
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既定値 | |
1 |
headers | NN 6 IE 5(Mac)/6(Win) DOM 1 |
読み書き | |
現在のセルの列ヘッダとして指定されているテーブルセル要素の ID を示します。実際には主要なブラウザでは機能しません。 |
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値 | |
ID を示す文字列 |
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既定値 | |
なし |
height、width | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
要素の高さと幅を示します。これらの値に加えた変更は、ページに再フローされたコンテンツに直ちに反映されます。これらのプロパティは Macintosh 版 IE 4 では読み取り専用です。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").height = "250"; |
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値 | |
整数のピクセル数を示す文字列、またはパーセント値 |
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既定値 | |
なし |
noWrap | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
ブラウザがセルを表示する際、改行なしのテキスト 1 行分を折り返さずに表示するかどうかを示します。この属性をあまり多用すると、コンテンツを閲覧するためにページ上で横方向のスクロールを何度も行う必要があり、ユーザーにとっては不便な結果となります。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").noWrap = "true"; |
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値 | |
true または false のブール値 |
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既定値 | |
false |
rowSpan | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
現在のテーブルセルが下方に拡大する列数を示します。rowSpan に含まれる行の数が 1 増えるごとに、次の行に必要な td 要素の数が 1 つ減ります。vAlign プロパティの値を middle に設定した場合、位置揃えは指定された行数をカバーする td 要素全体の高さに基づいて計算されます。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").rowSpan = 12; |
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値 | |
通常 2 以上の整数 |
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既定値 | |
1 |
scope | NN 6 IE 5(Mac)/6(Win) DOM 1 |
読み書き | |
テーブルセル要素の scope 属性に対応するプロパティです。実際には主要なブラウザでは機能しません。 |
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値 | |
cols、colgroup、rows、rowgroup のいずれかの定数を示す文字列 |
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既定値 | |
なし |
vAlign | NN 6 IE 4 DOM 1 |
読み書き | |
要素のコンテンツ領域内でのテキストの縦方向の位置揃えを示します。 |
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例 | |
document.getElementById("myTD").vAlign = "baseline"; |
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値 | |
baseline、bottom、middle、top のいずれかの定数を示す文字列。大文字と小文字は区別されません。 |
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既定値 | |
middle |
width | |
height を参照してください。 |
clientHeight、clientWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のコンテンツの高さと幅を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンや、DOCTYPE 宣言によって切り替えられる互換モードによって、要素の余白がわずかに異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。Netscape 7 では、要素のコンテンツが表示可能領域に収まる場合、値が 0 になります。表示領域に収まらない場合、値は表示可能領域のサイズとなります。たとえば、document.body 要素に対するブラウザウィンドウのコンテンツ領域です。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。 |
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例 | |
var midHeight = document.body.clientHeight/2; |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
clientHeight、clientWidth | NN 7 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
これらのプロパティは、要素のコンテンツの高さと幅を示します。ただし、IE では OS ごとのバージョンや、DOCTYPE 宣言によって切り替えられる互換モードによって、要素の余白がわずかに異なります。Macintosh 版 IE では、すべての要素タイプで使用できません。Netscape 7 では、要素のコンテンツが表示可能領域に収まる場合、値が 0 になります。表示領域に収まらない場合、値は表示可能領域のサイズとなります。たとえば、document.body 要素に対するブラウザウィンドウのコンテンツ領域です。詳細については、本章の 9.2 節を参照してください。 |
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例 | |
var midHeight = document.body.clientHeight/2; |
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値 | |
ピクセル数を示す整数 |
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既定値 | |
0 |
filters[] | NN なし IE 4 DOM なし |
現在の要素に含まれるすべての filter オブジェクトの配列を返します。bdo、body、button、div、fieldset、img、input、marquee、rt、ruby、span、table、td、textarea、th の各要素オブジェクトにのみ適用されます。参照の構文については、filter オブジェクトを参照してください。 |
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値 | |
filter オブジェクトへの参照の配列 |
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既定値 | |
長さ 0 の配列 |
blur() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトからフォーカスを削除し、オブジェクトの onblur イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に blur() メソッドを適用します。要素を無効にする手段を持たないブラウザでは、たとえば、onfocus="this.blur();" 属性をテキスト input 要素に割り当ててフィールドを広範囲で無効にすることができます。これは、粗雑な方法ではありますが、下位互換性を保つには効果的です。 |
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同じページでは blur() メソッドと focus() メソッドを控えめに使用してください。処理中に警告ダイアログボックスが表示されると、ブラーとフォーカスの無限ループを間違って実行してしまう可能性があります。また、1 つのオブジェクトで blur() メソッドを呼び出すと、window オブジェクトなど、別のオブジェクトが onfocus イベントを受け取ることがあります。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
focus() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトにフォーカスを設定し、オブジェクトの onfocus イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に focus() メソッドを適用します。 |
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テキストボックスにフォーカスを設定し、ボックス内の全テキストをあらかじめ選択するには、focus() メソッドに続いて select() メソッドを要素に使用します。警告ダイアログボックスを閉じるときなど、ウィンドウの切り替えが発生する場合は、これらのメソッドを個別の関数内に配置し、ダイアログの alert() メソッドに続く setTimeout() メソッドからその関数を呼び出します。Windows 版 IE では、この方法で一連のステートメントが正しく実行されます。 |
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パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |