window | NN 2 IE 3 DOM なし | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
window オブジェクトは、現在のコンテンツが表示されるブラウザのウィンドウまたはフレームを表します。window オブジェクトは、スクリプトが他のフレームやサブウィンドウにあるドキュメントオブジェクトと通信する必要がある場合に、重要な役割を果たします。複数ウィンドウ間の参照は一時的な性質を持つため、複数ウィンドウの管理は複雑になることがあります。HTML および XHTML 標準を厳密に解釈すれば、複数のウィンドウは望ましくないものであり、これに同意するユーザーも多くいます。 |
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ウィンドウはドキュメントマークアップの対象範囲ではないため、W3C DOM Level 2 には window オブジェクトに関する詳細な規定はありません。ただし、将来への布石として、"view" オブジェクトが示されています。これにより、Netscape 6 では document.defaultView プロパティがドキュメントのウィンドウを返します。また、Netscape 6 の window オブジェクトには ViewCSS オブジェクトのメソッドの役割もあり、DOM の getComputedStyle() メソッドを取得できます。 |
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window オブジェクトは当初からスクリプトが可能で、従来のプロパティやメソッドを多数備えています。これらの機能の大半は各ブラウザに固有の機能であるため、特定のオブジェクト機能を使用する際は互換性に注意してください。 |
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オブジェクト参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
window self top parent |
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オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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clientInformation | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
navigator オブジェクトを返します。navigator オブジェクトには、特定のブラウザブランドに基づく名前が付いています。clientInformation プロパティを使って、従来は navigator オブジェクトのプロパティやメソッドによりアクセスしていた重要な環境変数に、オブジェクト名を使用しない方法でアクセスできます。navigator オブジェクトについては、本章冒頭の説明を参照してください。Internet Explorer では、navigator で始まるすべての参照の代わりに window.clientInformation を使用できます。 |
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例 | |
if (parseInt(window.clientInformation.appVersion) >= 4) { // process code for IE 4 or later } |
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値 | |
navigator オブジェクト |
|
既定値 | |
navigator オブジェクト |
clipboardData | NN なし IE 5(Win) DOM なし |
読み取り専用 | |
clipboardData オブジェクトを返します。clipboardData オブジェクトについては、本章冒頭の説明を参照してください。clipboardData オブジェクト (window オブジェクトまたは frame オブジェクトのプロパティとしてアクセスが可能) は、Windows 版 IE 5 以降のスクリプトで、テキストデータの転送時に使用できる一時的なコンテナです。特に、カット、コピー、ペーストのシミュレートやドラッグの制御など、スクリプト制御による操作に使用できます。 |
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例 | |
var rng = document.selection.createRange(); clipboardData.setData("Text",rng.text); |
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値 | |
clipboardData オブジェクト |
|
既定値 | |
clipboardData オブジェクト |
closed | NN 3 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
参照先のウィンドウが閉じているかどうかを示すブール値です。true の場合はそのウィンドウのオブジェクトやスクリプトコンポーネントを参照できません。これは通常、window.open() メソッドで作成されたサブウィンドウをユーザーが閉じてしまったかどうかを調べるために使用します。 |
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例 | |
if (!newWindow.closed) { newWindow.document.close(); } |
|
値 | |
true または false のブール値 |
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既定値 | |
なし |
Components、content、controllers | |
appCore を参照してください。 |
crypto、pkcs11 | NN 6 IE なし DOM なし |
読み取り専用 | |
Mozilla のパブリックキー暗号化の内部モジュールに関連付けられているオブジェクトへの参照を返します。詳細については、http://www.mozilla.org/projects/security/ を参照してください。 |
defaultStatus | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み書き | |
ブラウザが読み込みを行っていないときに、ブラウザウィンドウのステータスバーに表示されるデフォルトのメッセージを示します。マウスロールオーバー中などにメッセージを一時的に変更するには、ウィンドウの status プロパティを設定してください。スクリプトに対応しているブラウザでは、defaultStatus プロパティの設定の管理に問題が生じることがよくあります。したがって、このプロパティを使用すると予期しない動作をする可能性があります。 |
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例 | |
window.defaultStatus = "Make it a great day!"; |
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値 | |
文字列 |
|
既定値 | |
なし |
dialogArguments | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
window.showModelessDialog() メソッド、または Windows 版 IE 5 以降では window.showModelessDialog() メソッドで作成されたモーダルダイアログウィンドウに追加の引数として渡される、文字列やその他のデータタイプです。このプロパティにアクセスするには、ダイアログウィンドウに表示されているドキュメント内のスクリプトによって、新しいウィンドウに引数として渡されたデータを取得するのが一番良い方法です。指定した区切り文字を使った複数の引数が渡された場合には、スクリプトがそのデータを解析します。 |
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例 | |
// in dialog window var allArgs = window.dialogArguments; var firstArg = allArgs.substring(0, allArgs.indexOf(";")); |
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値 | |
文字列、数値、配列、オブジェクトのいずれか |
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既定値 | |
なし |
dialogHeight、dialogWidth | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
読み書き | |
showModalDialog() メソッドおよび showModelessDialog() メソッドで作成されたモーダルダイアログウィンドウの高さと幅を表す値を示します。Internet Explorer では、モーダルダイアログウィンドウで実行されているスクリプトでこれらのプロパティを変更できますが、変更後の値に従ってダイアログウィンドウがサイズ変更されることはありません。初期値は、ダイアログを開くメソッドへ渡すパラメータとして設定されます。 |
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例 | |
var outerWidth = window.dialogWidth; |
|
値 | |
単位を含む文字列 (520px など) |
|
既定値 | |
なし |
dialogLeft、dialogTop | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
showModalDialog() メソッドおよび showModelessDialog() メソッドで作成されたモーダルダイアログウィンドウの左端と上端までのオフセットを、画面の左上隅からの距離で示します。Internet Explorer では、モーダルダイアログウィンドウで実行されているスクリプトでこれらのプロパティを変更できますが、変更後の値に従ってダイアログウィンドウが再配置されることはありません。初期値は、ダイアログメソッドへ渡すパラメータとして設定されます。 |
|
例 | |
var outerLeft = window.dialogLeft; |
|
値 | |
単位を含む文字列 (80px など) |
|
既定値 | |
なし |
document | NN 2 IE 3 DOM 2 |
読み取り専用 | |
ウィンドウ内にある document オブジェクトへの参照を返します。W3C DOM のドキュメントツリーをサポートしているブラウザの場合、このプロパティは、ウィンドウに読み込まれているドキュメントツリーのルートにある HTMLDocument ノードを明示的に指定します。さらに、W3C DOM では、このプロパティがブラウザウィンドウに類似した View オブジェクトのメンバーとして説明されています。このプロパティでは、ドキュメントのメソッドやコンテンツへのスクリプト参照を document の語で開始できます。 |
|
例 | |
var oneElem = document.getElementById("myP"); |
|
値 | |
ルートの document オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
ルートの document オブジェクトへの参照 |
event | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
Internet Explorer のイベントモデルは、各ユーザーまたはシステムイベントに対して event オブジェクトを 1 つ生成します。この event オブジェクトは、window オブジェクトのプロパティです。IE のイベントオブジェクトの詳細については、第 6 章および本章の event オブジェクトを参照してください。 |
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例 | |
if (event.altKey) { // handle case of Alt key down } |
|
値 | |
event オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
なし |
external | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
読み取り専用 | |
external オブジェクトへの参照を返し、ブラウザエンジンの下位レベルの機能にセキュリティ許可に基づいてアクセスできるようにします。詳細については、本章冒頭の external オブジェクトを参照してください。 |
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例 | |
external.AddFavorite("http://www.dannyg.com", "Danny Home Page"); |
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値 | |
external オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
external オブジェクトへの参照 |
frameElement | NN なし IE 5.5(Win) DOM なし |
読み取り専用 | |
現在のウィンドウがフレームセットのメンバー、または iframe である場合、frameElement プロパティは frame または iframe 要素オブジェクトへの参照を返します。frame-as-window オブジェクトとは異なります。ただし、セキュリティ上の制限により、スクリプトでこのプロパティにアクセスできない場合があります。 |
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例 | |
var frameID = window.frameElement.id; |
|
値 | |
frame オブジェクトまたは iframe オブジェクトへの参照、または null |
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既定値 | |
null |
frames[] | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み取り専用 | |
現在のウィンドウにフレームまたは iframe として実装されている window オブジェクトのコレクション (配列) を返します。フレームセットの parent または top ウィンドウの場合、配列には第 1 世代の frame ウィンドウへの参照が含まれます。インデックス値は 0 から始まる整数 (ソースコード順序) か、frame 要素の name 属性に設定された識別子のいずれかです。 |
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例 | |
parent.frames[1].myFunc(); |
|
値 | |
frame (window) オブジェクト配列参照 |
|
既定値 | |
長さ 0 の配列 |
history | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み取り専用 | |
現在のウィンドウまたはフレームの history オブジェクトが含まれています。詳細については、history オブジェクトの説明を参照してください。 |
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例 | |
if (self.history.length > 4) { ... } |
|
値 | |
history オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
現在の history オブジェクト |
innerHeight、innerWidth | NN 4 IE なし DOM なし |
読み書き | |
ブラウザウィンドウまたはフレームのコンテンツ領域の高さと幅を示すピクセル数を示します。この領域はドキュメントコンテンツが表示される部分で、ウィンドウに表示される各バーは含まれません。これに相当する IE の値については、body 要素オブジェクトを参照してください。 |
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例 | |
window.innerWidth = 600; window.innerHeight = 400; |
|
値 | |
整数 |
|
既定値 | |
なし |
length | NN 6 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
現在のウィンドウにネストされているフレームの数を示します。この値は window.frames.length が返す値と同じです。ウィンドウにフレームが定義されていない場合、値は 0 になります。 |
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例 | |
if (window.length > 0) { ... } |
|
値 | |
整数 |
|
既定値 | |
0 |
location | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み書き | |
ウィンドウまたはフレームに現在読み込まれているドキュメントの URL 情報を含む location オブジェクトを返します。別のページに移動するには、location.href プロパティに新しい URL を設定するか、IE の場合は navigate() メソッドを使用することもできます。location オブジェクトを参照してください。 |
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例 | |
top.location.href = "index.html"; |
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値 | |
絶対 URL または相対 URL を示す文字列 |
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既定値 | |
現在の location オブジェクト |
locationbar | |
directories を参照してください。 |
name | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み書き | |
フレームまたはサブウィンドウに関連付けられた識別子です。target 属性に設定された値として、またはフレームやサブウィンドウへのスクリプト参照として使用します。フレームの場合は通常 frame タグの name 属性により値を設定しますが、この値は必要に応じてスクリプトで修正できます。サブウィンドウの名前は window.open() メソッドへのパラメータで指定します。デフォルトでは、メインのブラウザウィンドウには名前が付けられていませんが、リンク先としてまたはメインウィンドウに戻るためにサブウィンドウが必要な場合には、スクリプトで名前を割り当てることができます。 |
|
例 | |
if (parent.frames[1].name == "main") { ... } |
|
値 | |
識別子の命名規則に従った識別子。大文字と小文字は区別されます。識別子には空白スペースは使用できず、1 文字目に数字は使用できません。アンダースコア以外の句読点の使用は避けてください。 |
|
既定値 | |
なし |
offscreenBuffering | NN なし IE 4 DOM なし |
読み書き | |
ブラウザで、パスアニメーションのパフォーマンスを改善するためにオフスクリーンのバッファリングを使用するかどうかを示します。このプロパティは Macintosh 版 IE 5 に実装されていますが、実際に機能するかどうかは確認されていません。Windows 版 IE の最近のバージョンでは、このプロパティが DirectX ActiveX コントロールに接続されます。このプロパティはドキュメントが読み込まれた時点で auto に設定されます。その後、スクリプトでこのプロパティにブール値を設定し、バッファリングの有効/無効を切り替えることができます。 |
|
例 | |
window.offscreenBuffering = "true"; |
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値 | |
true または false のブール値 |
|
既定値 | |
auto |
opener | NN 3 IE 3 DOM なし |
読み書き | |
window.open() メソッドを使って現在のウィンドウを生成したウィンドウオブジェクトまたはフレームオブジェクトへの参照です。このプロパティによって、サブウィンドウが元のウィンドウにあるオブジェクト、変数、および関数への参照を取得することが許可されます。元のウィンドウにあるドキュメントオブジェクトにアクセスするには、参照を opener で始めてそこから通常のドキュメントオブジェクト階層を辿ります。次のステートメントの左側に、この例を示します。window.open() を使用する場合の作成元ウィンドウおよび作成されたウィンドウとの関係は、いわゆる親子関係とは微妙に異なります。スクリプトによるウィンドウやフレームの参照では、「親」という用語に他の意味も含まれています。IE のダイアログウィンドウ (showModalDialog() ウィンドウおよび showModelessDialog() ウィンドウ) は、このプロパティをサポートしていません。メインウィンドウとダイアログウィンドウ間における値の受け渡しはウィンドウを開く時点で行い、また、終了時はダイアログウィンドウの returnValue プロパティを介して行います。 |
|
例 | |
opener.document.forms[0].importedData.value = document.forms[0].entry.value; |
|
値 | |
window オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
なし |
outerHeight、outerWidth | NN 4 IE なし DOM なし |
読み書き | |
ブラウザのウィンドウまたはフレームの高さと幅を表すピクセル数を示します。ウィンドウの一番上にあるツールバー、スクロールバーなどの各バーを含みます。IE には、これに相当するプロパティはありません。 |
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例 | |
window.outerWidth = 80; window.outerHeight = 600; |
|
値 | |
整数 |
|
既定値 | |
なし |
pageXOffset、pageYOffset | NN 4 IE なし DOM なし |
読み取り専用 | |
ページ内で上または左にスクロールされたコンテンツの量を示すピクセル数を示します。たとえば、ドキュメントがスクロールされた結果、ドキュメント (つまりページ) の一番上から 100 ピクセル分が表示されなくなった場合、そのウィンドウの pageYOffset 値は 100 になります。ドキュメントがスクロールされていない場合は両方のプロパティ値が 0 になります。 |
|
例 | |
var vertScroll = self.pageYOffset; |
|
値 | |
整数 |
|
既定値 | |
0 |
parent | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み取り専用 | |
現在のフレームが指定されているフレームセットを定義したドキュメントに対応する、親 window オブジェクトへの参照を返します。parent は、子フレームから親ドキュメントにある変数やメソッドへの参照や、子フレームから別の子フレームにある変数、メソッド、オブジェクトへの参照を作成する際に使用します。たとえば、子フレームのスクリプトで「content」という名前の別の子フレームにあるテキスト入力フォーム要素のコンテンツを参照する必要がある場合は、次のコードを使用します。 parent.content.document.forms[0].entryField.value |
|
何重にもネストされているフレームの場合、parent.parent.frameName という構文を使って親の親にアクセスできます。 |
|
例 | |
parent.frames[1].document.forms[0].companyName.value = "MegaCorp"; |
|
値 | |
window オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
現在の window オブジェクトへの参照 |
personalbar | |
directories を参照してください。 |
pkcs11 | |
crypto を参照してください。 |
prompter | |
appCore を参照してください。 |
returnValue | NN なし IE 4(Win)/5(Mac) DOM なし |
読み書き | |
showModalDialog() メソッドでのみ作成された IE のモーダルダイアログウィンドウが閉じたときに、メインウィンドウに返す値です。ダイアログウィンドウで実行するスクリプトでこのプロパティに設定された値が、メインウィンドウの showModalDialog() メソッドの戻り値になります。たとえば、モーダルダイアログウィンドウのドキュメント内に、ダイアログで取得した情報を returnValue プロパティとして設定する次のようなステートメントがあるとします。 window.returnValue = window.document.forms[0].userName.value; |
|
さらに、メインドキュメントで次のようなステートメントによりダイアログが作成されるとします。 var userName = showModalDialog("userNamePrompt.html"); |
|
この場合、ダイアログボックスが閉じてスクリプトの実行が再開される時点で、ダイアログの returnValue に設定された値が userName 変数に設定されます。 |
|
値 | |
スクリプト可能なデータタイプ |
|
既定値 | |
なし |
screen | NN 6 IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
screen オブジェクトへの参照を返します。window 参照は省略可能なため、window 参照のない構文も Internet Explorer および Navigator のすべてのスクリプト対応バージョンで動作します。 |
|
例 | |
var howHigh = screen.availHeight; |
|
値 | |
screen オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
screen オブジェクト |
screenLeft、screenTop | NN なし IE 5(Win) DOM なし |
読み取り専用 | |
ブラウザのコンテンツ領域の左上隅の位置を、画面の左上隅を基準とするピクセル座標値で返します。ブラウザのウィンドウを最大化している場合は screenLeft の値が 0 になりますが、screenTop の値は、ユーザーが表示しているツールバーの状態によって異なります。ウィンドウの位置を変更するには、window.moveTo() を使用してください。 |
|
例 | |
var fromTheTop = window.screenTop; |
|
値 | |
整数 |
|
既定値 | |
ユーザーにより異なります。 |
screenX、screenY | NN 6 IE なし DOM なし |
読み書き | |
各バーを含むブラウザウィンドウ全体の左上隅の位置を、画面の左上隅を基準とするピクセル座標値で返します。Windows でブラウザウィンドウを最大化している場合、screenX と screenY の値は -4 になります。これは各バーが、画面からわずかにはみ出しているためです。ウィンドウの位置は、これらのプロパティまたは window.moveTo() メソッドで調整できます。 |
|
例 | |
var fromTheTop = window.screenY; |
|
値 | |
整数 |
|
既定値 | |
ユーザーにより異なります。 |
scrollX、scrollY | NN 6 IE なし DOM なし |
読み取り専用 | |
ウィンドウスクロールの横方向の距離 (scrollX) と、縦方向の距離 (scrollY) をピクセル数で返します。IE でこの値を判定する場合は、IE 6 の互換性モードの設定を考慮する必要があります。第 8 章の DOCTYPE 要素を参照してください。Macintosh 版 IE の下位互換モードでは、document.body.scrollLeft プロパティと document.body.scrollTop プロパティを使用します。IE 6 の標準準拠モード (document.compatMode == "CSS1Compat" の場合) では、document.body.parentNode.scrollLeft と document.body.parentNode.scrollTop を使用して html 要素のスクロール値を取得します。 |
|
例 | |
var scrolledDown = window.scrollY; |
|
値 | |
整数 |
|
既定値 | |
0 |
scrollbars | |
directories を参照してください。 |
self | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み取り専用 | |
現在のウィンドウまたはフレームへの参照です。このプロパティは window と同義ですが、多数のウィンドウやフレームを参照する複雑なスクリプトを読みやすくするために使用されます。window.self という参照を使って、現在のウィンドウやフレームを参照することはできません。ブラウザのバージョンによっては参照先が混同される場合があるためです。 |
|
例 | |
self.focus(); |
|
値 | |
window オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
現在のウィンドウ |
status | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み書き | |
ブラウザウィンドウのステータスバーに表示されるテキストを示します。ステータスバーにメッセージを設定するのは、マウスが特定のイメージ、領域、リンクなどにロールオーバーしたときなど、一時的に表示する場合だけにしてください。二重引用符や一重引用符にはエスケープ文字 (例: \') を使用する必要があります。ユーザーはステータスバーの表示内容に注意しないことが多いため、ここに重要な情報を含めることは避けてください。一時的なメッセージは、ブラウザがステータスバーで行う読み込み状況などの表示と矛盾します。ステータスバーに特に表示するものがない場合にデフォルトのメッセージを設定するには、defaultStatus プロパティを参照してください。 |
|
例 | |
<...onmouseover="window.status='Table of Contents';return true" onmouseout = "window.status = '';return true"> |
|
値 | |
文字列 |
|
既定値 | |
空の文字列 |
statusbar | |
directories を参照してください。 |
toolbar | |
directories を参照してください。 |
top | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み取り専用 | |
ブラウザウィンドウオブジェクトへの参照です。ネストされたフレームからのスクリプトステートメントから、ブラウザウィンドウのプロパティおよびメソッドや、一番上の位置に読み込まれたドキュメントに保存されている変数や関数に参照することができます。この場合、参照を window.top で開始せず、top で開始してください。ブラウザウィンドウ全体に表示する新しいドキュメントでフレームセットを置換するには、top.location.href プロパティに新しい URL を設定します。 |
|
例 | |
top.location.href = "tableOfContents.html"; |
|
値 | |
window オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
ブラウザウィンドウ |
window | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み取り専用 | |
ブラウザウィンドウオブジェクトへの参照です。 |
|
例 | |
if (window == top) { // load a frameset location.href = "mainFrameset.html"; } |
|
値 | |
window オブジェクトへの参照 |
|
既定値 | |
ブラウザウィンドウ |
addEventListener() | NN 6 IE なし DOM なし |
addEventListener("eventType"、listenerFunction、useCapture) | |
window オブジェクトとして一般に知られているオブジェクトは、W3C DOM で規定された正式なオブジェクトではありませんが、Netscape 6 では、window オブジェクトでこの W3C DOM イベントモデルメソッドが実装されています。本章冒頭の共通のメソッドの説明にある addEventListener() メソッドを参照してください。 |
alert() | NN 2 IE 3 DOM なし |
alert("message") | |
警告ダイアログボックスに指定のメッセージを表示します。このダイアログボックスが表示されている間、スクリプトは停止します。ユーザーはボタンをクリックしてダイアログを閉じることができます。ウィンドウのタイトルバーおよび初期のブラウザにある「JavaScript Alert」という表示は、スクリプトにより変更できません。 |
|
パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
attachEvent() | NN なし IE 5(Win) DOM なし |
attachEvent("eventName", functionReference) | |
この IE イベントモデルメソッドはすべての要素オブジェクトに共通するメソッドであり、window オブジェクトのメンバーでもあります。本章冒頭の共通のメソッドの説明にある attachEvent() メソッドを参照してください。 |
back() | NN 4 IE なし DOM なし |
ウィンドウまたはフレームのヒストリリストの 1 ステップ前のドキュメントに戻ります。ブラウザ間で機能する history.back() メソッドも使用できます。 |
|
パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |
blur() | NN 3 IE 4 DOM なし |
現在のウィンドウからフォーカスを外し、IE では onBlur イベントを呼び出します。このメソッドを実行しても、必ずしも他の要素にフォーカスが移るわけではありません。ただし、読み出し時に他の IE ウィンドウが開いている場合は、現在のウィンドウはスタックの後部に移ります。 |
|
パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |
captureEvents() | NN 4 IE なし DOM なし |
captureEvents(eventTypeList) | |
目的のターゲットオブジェクトに到達する前に特定タイプのイベントを取得するようにブラウザに指示します。このメソッドを呼び出すオブジェクトには、イベントを処理するための適切なタイプのイベントハンドラーが定義されている必要があります。このメソッドは Navigator 4 のイベントモデルの一部ですが、Netscape 6 でも引き続きサポートされており、W3C DOM に規定されているドキュメントオブジェクト向けのキャプチャモードのイベントリスナーに相当する機能を持ちます。Navigator 4 をサポートする必要がある場合にはこのメソッドを引き続き使用しますが、第 6 章で説明したように、新規コードは W3C DOM のイベントリスナーの構文に移行させてください。 |
|
パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
clearInterval() | NN 4 IE 4 DOM なし |
clearInterval(intervalID) | |
intervalID パラメータで指定されたインターバルループ操作を無効にします。インターバルループを開始する方法については setInterval() を参照してください。 |
|
パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
clearTimeout() | NN 2 IE 3 DOM なし |
clearTimeout(timeoutID) | |
timeoutID で指定されたタイムアウト遅延カウンタを無効にします。タイムアウト遅延を開始する方法については setTimeout() を参照してください。 |
|
パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
close() | NN 2 IE 3 DOM なし |
現在のウィンドウを閉じます。ユーザーがセキュリティダイアログボックスを介して明示的な許可を与えていない場合は、サブウィンドウのスクリプトでメインウィンドウを閉じることはできません。ただし、同一ウィンドウで実行されているスクリプトなどにより、ウィンドウが自身のウィンドウを閉じること、またはウィンドウ自身が window.open() メソッドを介して作成したウィンドウを閉じることはできます。 |
|
パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |
confirm() | NN 2 IE 3 DOM なし |
confirm("message") | |
メッセージとボタンが 2 つあるダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスが表示されている間、スクリプトは停止します。表示されるボタンは、キャンセルする場合の [キャンセル] と、承認する場合の [OK] または [はい] のボタンです。ボタンの表示テキストはスクリプトで変更できません。メッセージには、これらのボタンに適切に対応する質問を設定します。[キャンセル] ボタンをクリックすると false が返され、[OK] ボタンをクリックすると true が返されます。 |
|
このメソッドはブール値を返すので、次のように条件分岐の式に使用できます。 if (confirm("Reset the entire form?")) { document.forms[0].reset( ); } |
|
パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
true または false のブール値 |
createPopup() | NN なし IE 5.5(Win) DOM なし |
HTML コンテンツを挿入できる空白のポップアップ領域を開きます。この領域は、フレームやウィンドウの境界を超えて表示できます。このメソッドが返す popup オブジェクトに、スクリプトを使用して外部 URL ではないコンテンツを割り当てる必要があります。詳細と使用例については、popup オブジェクトを参照してください。 |
|
パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
popup オブジェクトへの参照 |
detachEvent() | NN なし IE 5(Win) DOM なし |
detachEvent("eventName", functionReference) | |
この IE イベントモデルメソッドはすべての要素オブジェクトに共通するメソッドであり、window オブジェクトのメンバーでもあります。本章冒頭の共通のメソッドの説明にある detachEvent() メソッドを参照してください。 |
disableExternalCapture()、enableExternalCapture() | NN |4| IE なし DOM なし |
署名付きスクリプトを使用してユーザーの許可を得た場合、スクリプトがあるドキュメントを配信した以外のドメインから配信された他のウィンドウやフレームでのイベントを、スクリプトによりキャプチャできます。Navigator 4 にのみ実装されています。 |
|
パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |
dispatchEvent() | NN 6 IE なし DOM 2 |
dispatchEvent(eventObjectReference) | |
window オブジェクトとして一般に知られているオブジェクトは、W3C DOM で規定された正式なオブジェクトではありませんが、Netscape 6 では、window オブジェクトでこの W3C DOM イベントモデルメソッドが実装されています。本章冒頭の共通のメソッドの説明にある dispatchEvent() メソッドを参照してください。 |
execScript() | NN なし IE 4 DOM なし |
execScript(expressionList [, language]) | |
ブラウザに組み込まれているスクリプト言語で書かれた式を評価します。評価する式は 1 つの文字列として指定する必要があります。複数の式を指定する場合、次のように各式をセミコロンで区切ります。 window.execScript("var x = 3; alert(x * 3)") |
|
デフォルトのスクリプト言語は JavaScript です。スクリプトの実行結果を調べる必要がある場合は、例に示されているように、それを表示するためのコードを式に含めます。execScript() メソッド自体は何も値を返しません。 |
|
パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
find() | NN 4 IE なし DOM なし |
find("searchString"[, matchCase[, searchUpward]]) | |
ドキュメント本文で文字列を検索し、一致する最初の文字列を選択します。任意に、検索で大文字と小文字を区別するかどうか、および検索の方向を指定できます。Navigator 4 で一致するテキストが選択された場合、document.getSelection() メソッドを使ってこのテキストのコピーを取得できます。ただし、このメソッドでは、Win32 版 Internet Explorer 4 の TextRange オブジェクトのような動的なコンテンツは作成できません。このメソッドは Netscape 6 でいったん廃止されましたが (常に false を返します)、Netscape 7 では再度採用されています。 |
|
パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
ブール値。一致する文字列が見つかった場合は true、見つからない場合および Netscape 6 では false です。 |
focus() | NN 3 IE 4 DOM なし |
ウィンドウを通常のすべてのブラウザウィンドウの前面に表示し、IE では onFocus イベントを呼び出します。実行時に別のウィンドウにフォーカスがあった場合、そのウィンドウに対して onBlur イベントが適用されます。 |
|
パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |
forward() | NN 4 IE なし DOM なし |
ウィンドウまたはフレームのヒストリリストの 1 ステップ先のドキュメントに進みます。リストにこれより先のエントリがない場合、何も動作を行いません。 |
|
パラメータ | |
なし |
|
戻り値 | |
なし |
GetAttention() | NN |6| IE なし DOM なし |
誤りにより、スクリプト作成者にアクセス可能となっているメソッドです。アプリケーションに何らかの注意が必要な場合に、OS がユーザーに発する警告を呼び出します。Windows では、ブラウザウィンドウのタスクバーが点滅します。Mac OS では警告音が鳴り、[アプリケーション] メニュー内の該当するアプリケーションの横にマークが表示されます。ブラウザウィンドウが前面にある場合は、ユーザー向けのシグナルは表示されません。Netscape 7 では削除されています。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
getComputedStyle() | NN 6 IE なし DOM 2 |
getComputedStyle(elementNodeReference、"pseudoElementName") | |
最初のパラメータとして渡される要素に影響を及ぼすスタイル設定のカスケード状態を示すスタイルオブジェクトを返します。具体的には、W3C DOM の CSSStyleDeclaration オブジェクトです。特定のスタイル属性値 (ブラウザのデフォルトのスタイルシートから継承される値を含む) を取得する場合は、このメソッドが返すスタイルオブジェクトの getPropertyValue() メソッドを使用してください。 var compStyle = getComputedStyle(document.getElementById("myP"), ""); var pBGColor = compStyle.getPropertyValue("background-color"); |
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詳細については、style オブジェクトを参照してください。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
style (CSSStyleDeclaration) オブジェクトへの参照 |
getSelection() | NN 6 IE なし DOM なし |
selection オブジェクトを返します。このオブジェクトは W3C DOM の Range オブジェクトに変換できます。このメソッドは Netscape 6 で使用が推奨されていない document.getSelection() メソッドに代わるメソッドです。Internet Explorer でこれに相当するプロパティは document.selection です。選択操作の詳細については、selection オブジェクトを参照してください。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
selection オブジェクトへの参照 |
home() | NN 4 IE なし DOM なし |
ブラウザのホームページとして指定されている URL に移動します。これは、[ホーム] ボタンをクリックしたときと同じ動作です。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
moveBy() | NN 4 IE 4 DOM なし |
moveBy(deltaX, deltaY) | |
現在のウィンドウの位置を、X 軸と Y 軸に沿って指定されたピクセル分だけ移動する便利なメソッドです。片方の軸のみに沿って移動するには、もう片方の値を 0 に設定します。deltaX に正の値を設定するとウィンドウが右に移動し、負の値を設定すると左に移動します。deltaY に正の値を設定するとウィンドウが下に移動し、負の値を設定すると上に移動します。 |
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パラメータ | |
|
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戻り値 | |
なし |
moveTo() | NN 4 IE 4 DOM なし |
moveTo(x, y) | |
現在のウィンドウの位置を、座標値で示される特定の位置に移動する便利なメソッドです。moveTo() メソッドは、画面の座標系を使用します。 |
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パラメータ | |
|
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戻り値 | |
なし |
open() | NN 2 IE 3 DOM なし | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
open("URL", "windowName"[, "windowFeatures"]) open("URL", "windowName"[, "windowFeatures"][, replaceFlag]) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
元のウィンドウを表示したまま、新しいウィンドウを開きます。新しく開いたウィンドウに読み込む URL を指定するか、パラメータに空の文字列を指定してスクリプトで document.write() によって新しいウィンドウにドキュメントを表示することもできます。windowName パラメータを使うと、link 要素と form 要素の target 属性で使用される名前を割り当てることができます。この名前はフレーム名と異なり、スクリプト参照では使用されません。サブウィンドウへのスクリプト参照は、window.open() メソッドで返された window オブジェクトへの参照である必要があります。したがって、この方法で開いたウィンドウとスクリプトが通信する必要がある場合、後でステートメントで使用できるよう、戻り値をグローバル変数として保存するのが理想的です。 |
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サブウィンドウは、ユーザーがメインウィンドウをクリックした場合やスクリプトでメインウィンドウにフォーカスが与えられた場合、メインウィンドウの下に隠されてしまう可能性があります。サブウィンドウを開くスクリプトには、必ずそのサブウィンドウに対する focus() メソッド (Navigator 3 以降および IE 4 以降で使用可能) を含めて、既にサブウィンドウが開いている場合にはそれを前面に表示するようにします。その後で呼び出した window.open() メソッドは、その windowName パラメータが以前の呼び出しと同じであれば、メインウィンドウの下に隠れていても (つまり、ウィンドウを前面に表示させなくても)、以前開かれたサブウィンドウに自動的に適用されます。 |
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省略可能な 3 番目のパラメータを使って、サブウィンドウの外観を制御できます。windowFeatures パラメータには、コンマで区切られた「属性/値」ペアのリンクを 1 つの文字列として指定します。各ペアの間にスペースは入れません。次に例を示します。 newWindow = window.open("someDoc.html","subWind", "status,menubar,height=400,width=300"); newWindow.focus( ); |
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デフォルトではすべてのウィンドウ属性が有効であり、ブラウザの [ファイル] メニューで新しいウィンドウを開く場合と同じサイズのサブウィンドウが開きます。ただし、スクリプトによりこれらの属性が 1 つでも指定されていると、他のすべての属性が無効になります。この場合は、windowFeatures パラメータを使って有効にする属性を指定する必要があります。 |
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作成したばかりのサブウィンドウを参照すると問題が生じる場合は、タイミングに問題がある場合がほとんどです (特に Windows 版 IE の場合)。スクリプトは、スクリプト作成時に既に存在していたウィンドウを参照しようとする傾向があります。この問題を回避するには、サブウィンドウを操作するコードを別の関数に記述して、この関数を、通常 50 ミリ秒未満で動作する setTimeout() メソッドで呼び出すようにしてください。 |
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スクリプトによる複数ウィンドウの操作は、複雑になる場合があります。ドメイン内のセキュリティ制限により、悪意のないアクセスも拒否される場合が多くあります。また、ウィンドウの表示/非表示が勝手に切り替わるのを好まないユーザーもいます。対象ユーザーが新しいバージョンのブラウザを使用している場合には、配置された要素でウィンドウをシミュレートすることを検討してみてください。 |
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パラメータ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
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戻り値 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
window オブジェクトへの参照 |
print() | NN 4 IE 5 DOM なし |
ウィンドウまたはフレームの印刷プロセスを開始します。ドキュメントをプリンタに送信するには、ユーザーが [印刷] ダイアログボックスで操作を確認する必要があります。このメソッドは、ブラウザの [印刷] ボタンをクリックした場合や、[ファイル] メニューの [印刷] を選択した場合と同じ動作をします。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
prompt() | NN 2 IE 3 DOM なし |
prompt("message", "defaultReply") | |
ダイアログボックスにメッセージ、1 行分のテキスト入力フィールド、および 2 つのボタンを表示します。このダイアログボックスが表示されている間、スクリプトは停止します。メッセージには、ユーザーから適切な情報を入力できるようにプロンプト用のテキストを設定します。ボタンとしては、キャンセルする場合の [キャンセル] ボタンと、フィールドに入力したテキストをユーザーが確認するための [OK] または [はい] というボタンが表示されます。ボタンの表示テキストはスクリプトで変更できません。[キャンセル] ボタンをクリックすると null が返されます。[OK] ボタンをクリックするとテキスト入力フィールドに入力された文字列が返されます。したがって、何も入力されない場合は空の文字列が返されます。ユーザーが入力した応答が適切かどうかの確認は、スクリプトによって行います。 |
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パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
[OK] ボタンをクリックした場合はテキスト入力フィールドの文字列。[キャンセル] ボタンをクリックした場合は null。 |
releaseEvents() | NN 4 IE なし DOM なし |
releaseEvents(eventTypeList) | |
このメソッドは window.captureEvents() の逆の動作をします。パラメータリストで指定されたイベントに対して、ウィンドウレベルでのイベントキャプチャを無効にします。このメソッドは Navigator 4 のイベントモデルの一部ですが、Netscape 6 でも引き続きサポートされており、W3C DOM に規定されているドキュメントオブジェクト向けのキャプチャモードのイベントリスナーに相当する機能を持ちます。Navigator 4 をサポートする必要がある場合にはこのメソッドを引き続き使用しますが、第 6 章で説明したように、新規コードは W3C DOM のイベントリスナーの構文に移行させてください。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
なし |
removeEventListener() | NN 6 IE なし DOM なし |
removeEventListener("eventType", listenerFunction, useCapture) | |
window オブジェクトとして一般に知られているオブジェクトは、W3C DOM で規定された正式なオブジェクトではありませんが、Netscape 6 では、window オブジェクトでこの W3C DOM イベントモデルメソッドが実装されています。本章冒頭の共通のメソッドの説明にある removeEventListener() メソッドを参照してください。 |
resizeBy() | NN 4 IE 4 DOM なし |
resizeBy(deltaX, deltaY) | |
現在のウィンドウの幅と高さを指定されたピクセル分だけ変更する便利なメソッドです。幅と高さの片方のみを変更するには、もう片方の値を 0 に設定します。deltaX に正の値を設定するとウィンドウの幅が大きくなり、負の値を設定すると幅が小さくなります。deltaY に正の値を設定するとウィンドウの高さが大きくなり、負の値を設定すると高さが小さくなります。上端と左端は固定されたままで、右端と下端のみが移動します。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
なし |
resizeTo() | NN 4 IE 4 DOM なし |
resizeTo(x, y) | |
現在のウィンドウの幅と高さを特定のピクセルサイズに変更する便利なメソッドです。このメソッドを使用すると、ウィンドウの上端と左端は固定されたままで、右端と下端のみが移動します。 |
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パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
routeEvent() | NN |4| IE なし DOM なし |
routeEvent(event) | |
イベントハンドラー関数の中で使用するメソッドで、イベントをそのターゲットオブジェクトに渡すように Navigator 4 (のみ) に指示します。 |
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パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
scroll() | NN 3 IE 4 DOM なし |
scroll(x, y) | |
現在のウィンドウまたはフレーム内のドキュメントのスクロール位置を設定します。ドキュメントをスクロール前の位置に戻すには、両方のパラメータを 0 に設定します。 |
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パラメータ | |
|
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戻り値 | |
なし |
scrollBy() | NN 4 IE 4 DOM なし |
scrollBy(deltaX, deltaY) | |
ウィンドウ内で、ドキュメントを指定されたピクセル数の量だけ横方向と縦方向にスクロールします。幅と高さの片方のみを変更するには、もう片方の値を 0 に設定します。deltaX に正の値を設定するとドキュメントが左方向にスクロールし (つまりユーザーにはドキュメントの右の方にあるコンテンツが表示されます)、負の値を設定すると右方向にスクロールします。deltaY に正の値を設定するとドキュメントが上方向にスクロールし (つまりユーザーにはドキュメントの下の方にあるコンテンツが表示されます)、負の値を設定すると下方向にスクロールします。Macintosh 版 Navigator 4 以外では、(0,0) を越える位置にはスクロールされません。 |
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パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
scrollByLines()、scrollByPages() | NN 6 IE なし DOM なし |
scrollByLines(intervalCount) scrollByPages(intervalCount) | |
ウィンドウ内で、ドキュメントを行単位またはページ単位で下方 (正の値の場合) または上方 (負の値の場合) へスクロールします。それぞれ、縦方向スクロールバーの矢印またはページ上のスクロール領域をクリックした場合と同じ動作です。 |
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パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
scrollTo() | NN 4 IE 4 DOM なし |
scrollTo(x, y) | |
ドキュメントをウィンドウ内の指定された位置にスクロールします。 |
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パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
setCursor() | NN |6| IE なし DOM なし | |||||||||||||||||||||||||||
setCursor("cursorType") | ||||||||||||||||||||||||||||
カーソルのタイプを変更します。スタイルシートのカーソル属性の代わりとなるメソッドです。Netscape 6.2 以降では、このメソッドで変更されたカーソルのシェープは、明示的に別のシェープに変更するか、デフォルトの auto スタイルに切り替えるまで維持されます。カーソルの厳密なシェープは、OS により異なります。Netscape 7 では削除されています。 |
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パラメータ | ||||||||||||||||||||||||||||
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|
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戻り値 | ||||||||||||||||||||||||||||
なし |
setInterval() | NN 4 IE 4 DOM なし |
setInterval("scriptExpression", msecs[, language]) setInterval(functionReference, msecs[, arg1, ..., argN]) | |
msecs で指定されたミリ秒ごとに expression を繰り返し呼び出すタイマーを設定します。expression 呼び出しの間には他のスクリプトを実行できます。このメソッドは、一定間隔でパスに沿って要素を再配置する必要があるアニメーションシーケンスを開始するために使用します。アニメーション関数の反復呼び出しは次のようになります。 intervalID = setInterval("advanceAnimation( )", 500); |
|
パラメータの状況はやや複雑です。最もシンプルでブラウザ間の互換性にも優れたアプローチは、2 番目のパラメータで時間間隔をミリ秒単位で指定し、スクリプト関数を文字列として呼び出す方法です。すべてのスクリプト式が実行されますが、式の評価は setInterval() メソッドを呼び出す時点で実行されます。このため、この式に変数を連結する場合は、変数が数ミリ秒後まで使用されないとしても、setInterval() メソッドを実行する時点で変数が使用できなくてはなりません。 |
|
IE では、3 番目のパラメータで、式を実行する別のスクリプト言語を指定できます。VBScript 式ではない場合、このパラメータは省略できます。Navigator では、代わりに最初のパラメータで関数 (文字列ではありません) を参照し、関数呼び出しに使うパラメータのコンマ区切りリストを渡すことができます。これらのパラメータは、msecs で指定したミリ秒が経過した時点で実行されます。パラメータのデータタイプは任意です。 |
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このメソッドが返す ID は clearInterval() メソッドでループのタイマーを停止するためにパラメータとして使用するので、グローバル変数として保存する必要があります。間隔プロセスを明示的に取り消さない限り、ページがアンロードされるまで処理は続行されます。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
反復プロセスの識別子となる整数 |
setTimeout() | NN 2 IE 3 DOM なし |
setTimeout("scriptExpression", msecs[, language]) setTimeout(functionReference, msecs[, arg1, ..., argN]) | |
msecs で指定したミリ秒が経過した時点で、scriptExpression または functionReference の式を 1 度だけ呼び出すタイマーを開始します。expression を呼び出す前には他のスクリプトを実行できます。タイマーを設定するステートメントは、次のようになります。 timeoutID = setTimeout("finishWindow( )", 50); |
|
パラメータの状況はやや複雑です。最もシンプルでブラウザ間の互換性にも優れたアプローチは、2 番目のパラメータで時間間隔をミリ秒単位で指定し、スクリプト関数を文字列として呼び出す方法です。すべてのスクリプト式が実行されますが、式の評価は setTimeout() メソッドを呼び出す時点で実行されます。このため、この式に変数を連結する場合は、変数が数ミリ秒後まで使用されないとしても、setTimeout() メソッドを実行する時点で変数が使用できなくてはなりません。 |
|
IE では、3 番目のパラメータで、式を実行する別のスクリプト言語を指定できます。VBScript 式ではない場合、このパラメータは省略できます。Navigator では、代わりに最初のパラメータで関数 (文字列ではありません) を参照し、関数呼び出しに使うパラメータのコンマ区切りリストを渡すことができます。これらのパラメータは、msecs で指定したミリ秒が経過した時点で実行されます。パラメータのデータタイプは任意です。 |
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このメソッドが返す ID はタイマーの期限が切れて遅延していたアクションが呼び出される前に、clearTimeout() メソッドでタイマーを停止するためのパラメータとして使用するので、グローバル変数として保存する必要があります。 |
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setTimeout() メソッドに特定の構造を使用して、setInterval() メソッドと同じ動作をするように設定することもできます。関数の最後のステートメントを setTimeout() にして、そのメソッドでその関数自体を呼び出すと、特定の遅延時間ごとに実行されるループを作成できます。この方法は、setInterval() メソッドが使用できない初期のブラウザで、更新されたデジタルクロックをフォームフィールドやステータスバーに表示するなど、関数を繰り返し呼び出す必要がある場合に使用されました。 |
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パラメータ | |
|
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戻り値 | |
ID を示す整数 |
showHelp() | NN なし IE 4(Win) DOM なし |
showHelp("URL") | |
WinHelp ウィンドウに URL パラメータで指定された、拡張子 .hlp のドキュメントを表示します。 |
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パラメータ | |
|
|
戻り値 | |
なし |
showModalDialog() | NN なし IE 4 DOM なし | |||||||||||||||||||||||||||||
showModalDialog("URL"[, arguments[, "features"]]) | ||||||||||||||||||||||||||||||
ユーザーが閉じるまで他のすべてのブラウザウィンドウの前面に表示される、特殊なダイアログウィンドウを表示します。この種のウィンドウは、window.open() メソッドで生成されるブラウザウィンドウとは異なります。モーダルダイアログを開いた後では、それを開いた元のウィンドウとの間にスクリプトでアクセスできる関係がありません。コンテンツの表示に必要なすべての値は、ウィンドウに読み込まれる HTML ドキュメントで指定されているか、パラメータとして渡される必要があります。モーダルダイアログはスクリプトによってその returnValue プロパティが設定されることがあり、その値が showModalDialog() メソッドの戻り値として、モーダルダイアログを開いた元のスクリプトステートメントに返されます。 |
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モーダルダイアログに引数を渡すには、それに適したデータ構造を作成する必要があります。1 つの値を渡す場合は文字列を使用します。複数の値を渡す場合には、特定の区切り文字を使ったリストの文字列を作成するか、配列を作成して showModalDialog() メソッドの 2 番目のパラメータとして指定します。その後、モーダルダイアログに読み込まれたドキュメントのスクリプトによって、window.dialogArguments プロパティを検査してスクリプトの目的に応じて引数を解析します。この例は dialogArguments プロパティを参照してください。 |
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3 番目のパラメータの指定は任意で、ダイアログウィンドウの外観を設定します。これらの属性は CSS スタイルの構文を使って指定します。dialogWidth、dialogHeight、dialogLeft、および dialogTop のサイズ指定はピクセル値で行います。次に、モーダルダイアログの呼び出しの例を示します。 var answer = window.showModalDialog("subDoc.html",argsVariable, "dialogWidth:300px; dialogHeight:200px; center:yes"); |
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Macintosh 版 Internet Explorer 4 では 3 番目のパラメータに指定された属性が一切認識されず、フルサイズのモーダルダイアログが作成されます。 |
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ウィンドウにフレームセットが読み込まれている場合、モーダルダイアログの表示に問題が生じる場合があります。この場合、いずれかのフレームのスクリプトが親ウィンドウまたはトップウィンドウを参照できず、ウィンドウの close() メソッド、または別のフレームのコンテンツにアクセスできなくなっている可能性が考えられます。 |
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パラメータ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||
戻り値 | ||||||||||||||||||||||||||||||
モーダルダイアログウィンドウに読み込まれたドキュメントの window.returnValue プロパティに設定された値 |
showModelessDialog() | NN なし IE 5(Win) DOM なし |
showModelessDialog("URL"[, arguments[, "features"]]) | |
他のすべてのブラウザウィンドウの前面に表示される特殊なウィンドウを表示します。このウィンドウを表示していても、他のウィンドウやコンテンツにはアクセスできます。サポートされるブラウザのバージョン以外は、このメソッドのパラメータと特性は showModalDialog() メソッドと同じです。詳細については、showModalDialog() メソッドを参照してください。 |
sizeToContent() | NN 6 IE なし DOM なし |
ウィンドウ内のコンテンツを表示する最適なウィンドウサイズをブラウザが決定します。表示される情報量が少ないサブウィンドウに適しています。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
stop() | NN 4 IE なし DOM なし |
外部データのダウンロードを停止します。このメソッドは、ブラウザの [停止] ボタンをクリックするのと同じ動作をします。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
document | NN なし IE 4 DOM なし |
読み取り専用 | |
現在の要素が格納されている document オブジェクトへの参照を返します。イベントプロパティから取得されたオブジェクト参照や ID 文字列として渡されたオブジェクト参照を処理する関数に役立ちます。対応する W3C DOM プロパティは、ownerDocument です。 |
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例 | |
var currDoc = document.getElementById("elementID").document;
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値 | |
document オブジェクトへの参照 |
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既定値 | |
現在の document オブジェクト |
addEventListener() | NN 6 IE なし DOM 2 |
addEventListener("eventType"、listenerFunction、useCapture) | |
イベントハンドラー関数を現在のノードにバインドして、イベントターゲットとして、またはイベント伝達として、特定のタイプのイベントがノードに到着したときに、関数が実行されるようにします。W3C DOM イベントは、テキストノードと要素ノードを伝達します。ノードは、3 番目のブール値パラメータの設定に基づいて、イベントキャプチャまたはイベントバブリングの伝達中に、イベントタイプを待機します。このメソッドは、異なるパラメータ値を使用して同じノードに対して複数回呼び出すことができます。ただし、同じイベントと伝達タイプについては、1 つのリスナー関数のみを呼び出すことができます。イベントリスナーを一時的に追加する場合は、removeEventListener() メソッドによってイベントリスナーを削除できます。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
なし |
attachEvent() | NN なし IE 5(Win) DOM なし |
attachEvent("eventName", functionReference) | |
イベントハンドラー関数を、特定のイベントタイプの要素オブジェクトにバインドします。W3C DOM の addEventListener() メソッドへの操作と同様に、IE の attachEvent() メソッドは主に IE のビヘイビアに使用されます。標準的な HTML ページでブラウザ間の互換性を保つには、要素オブジェクトのイベントハンドラープロパティを使用してイベントをバインドする方法が適しています。attachEvent() メソッドを使用してイベントハンドラーをバインドした場合は、detachEvent() メソッドを使用してバインドを解除できます。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
ブール値。バインドに成功した場合は true を返します。 |
blur() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトからフォーカスを削除し、オブジェクトの onblur イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に blur() メソッドを適用します。要素を無効にする手段を持たないブラウザでは、たとえば、onfocus="this.blur();" 属性をテキスト input 要素に割り当ててフィールドを広範囲で無効にすることができます。これは、粗雑な方法ではありますが、下位互換性を保つには効果的です。 |
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同じページでは blur() メソッドと focus() メソッドを控えめに使用してください。処理中に警告ダイアログボックスが表示されると、ブラーとフォーカスの無限ループを間違って実行してしまう可能性があります。また、1 つのオブジェクトで blur() メソッドを呼び出すと、window オブジェクトなど、別のオブジェクトが onfocus イベントを受け取ることがあります。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
detachEvent() | NN なし IE 5(Win) DOM なし |
detachEvent("eventName", functionReference) | |
特定のイベントタイプの要素オブジェクトに添付されているイベントハンドラー関数のバインドを削除します。W3C DOM の removeEventListener() メソッドへの操作と同様に、IE の detachEvent() メソッドは主に IE のビヘイビアに使用されます。標準的な HTML ページでブラウザ間の互換性を保つには、要素オブジェクトのイベントハンドラープロパティを使用してイベントをバインドする方法が適しています。detachEvent() メソッドに相当するイベントプロパティを得るには、null をイベントプロパティに割り当てます。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
なし |
dispatchEvent() | NN 6 IE なし DOM 2 |
dispatchEvent(eventObjectReference) | |
現在のノードでイベントを実行します。主に、スクリプトによってイベントを人為的に作成し、作成したイベントをイベントリスナー関数のノードに送って実行するときに使用されます。パラメータとして渡されるイベントオブジェクトにはイベントタイプを指定する必要がありますが、マウスイベントの位置や文字キーなど、他のイベントオブジェクトのプロパティは、新しく作成されたイベントオブジェクトの初期化時にも設定できます。次に示すスクリプトの一部は、汎用のマウスイベントを作成し、キャンセル可能でバブルアップする mousedown タイプとしてイベントを初期化し、myNode という ID を持つ要素にイベントを送信します。 |
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詳細については、W3C DOM の Event、MouseEvent、UIEvent の各オブジェクトを参照してください。Windows 版 IE のみで対応するプロパティは fireEvent() です。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
W3C DOM の規定では、dispatchEvent() メソッドに応答して実行されるイベントリスナー関数が event.preventDefault() メソッドも呼び出す場合、ブール値 true が返されます。Netscape 7 以降では、値が返されます。 |
focus() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
現在のオブジェクトにフォーカスを設定し、オブジェクトの onfocus イベントを呼び出します。IE の最新バージョンを除いたすべてのブラウザで、フォーカスとブラーに対応する要素 (イベントとメソッドの両方) の範囲が制限されています。第 8 章の共通 tabindex 属性を参照してください。下位互換性を保つには、テキスト input 要素や textarea 要素など、フォーカスを設定できる要素に focus() メソッドを適用します。 |
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テキストボックスにフォーカスを設定し、ボックス内の全テキストをあらかじめ選択するには、focus() メソッドに続いて select() メソッドを要素に使用します。警告ダイアログボックスを閉じるときなど、ウィンドウの切り替えが発生する場合は、これらのメソッドを個別の関数内に配置し、ダイアログの alert() メソッドに続く setTimeout() メソッドからその関数を呼び出します。Windows 版 IE では、この方法で一連のステートメントが正しく実行されます。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
handleEvent[] | NN |4| IE なし DOM なし |
handleEvent(event) | |
メソッドへのパラメータとして指定されたイベントを受け入れ、処理するようにオブジェクトに指示します。指定のイベントを処理するには、オブジェクトが適切なタイプのイベントハンドラーを持っている必要があります。Navigator 4 にのみ実装されています。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
なし |
removeEventListener() | NN 6 IE なし DOM 2 | |||||||||||||||||||||||||||||
removeEventListener("eventType", listenerFunction, useCapture) | ||||||||||||||||||||||||||||||
イベントハンドラー関数と現在のノードの間に確立されているバインドを切断します。このメソッドは、以前にイベントリスナーがノードに追加されていることを前提とします。目的のイベントリスナーを確実に削除するには、addEventListener() に使用したものと同じ 3 つのパラメータを removeEventListener() に使用してください。このメソッドを同じノードに対して複数回呼び出すことができますが、その場合は異なるパラメータ値を使用して、同じノードに割り当てられている別のイベントリスナーに干渉しないようにしてください。特定のイベント処理を無効にすることで、ノードに対するユーザーの操作性が向上する場合のみ、このメソッドを呼び出してください。 |
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パラメータ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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戻り値 | ||||||||||||||||||||||||||||||
なし |