代替ページを提供する必要はありませんか?
米国508条 1194.22(k); WAI/ WCAG1.0 チェックポイント 6.2
 
 
概要

Webページに、Webページをアクセシブルでなくする可能性のあるオブジェクトがあります。もし、Webページをアクセシブルにできない場合は、元のコンテンツと同時に更新されるテキスト版のページを提供すべきです。

 
 
チェック方法

Webページが、リハビリテーション法508条スタンダードのアクセシビリティ要件をすべて満たしているかどうかを確認してください。もし、満たせていない要件があり、それを満たすためにWebページを変更できない場合は、このWebページと同等なテキストのみのバージョンを提供する必要があります。

そのような代替ページがあり、元のWebページに変更があったときにはいつでも更新されることを確認してください。

 
 
解説

もし、Webページをアクセシブルにできない場合には、アクセシブルで、同等の役割を果たすバージョンのページが必要になります。テキストのみのバージョンで十分でしょう。アクセシブルでないWebページのテキストのみの代替コンテンツは、障害のあるユーザーがすべての情報にアクセスすることを可能にします。代替ページ上の情報あるいは機能は、元のWebページの情報あるいは機能と同等でなければなりません。

元のページを更新したときに代替ページも更新することも重要です。

代替ページは一般的に元のページよりも更新頻度が少なくなるので、あらゆる手段を講じてもアクセシブルにできなかった場合の最後の手段としてのみ、代替ページを提供するようにしてください。更新されないページは、アクセシブルでないページと同様に、どちらも元のWebページで提供されている情報が入手できないのでユーザーをがっかりさせてしまいます。自動的に代替ページを生成すれば更新もより頻繁に行われることになりますが、それでもなおコンテンツ制作者は生成されたページが意味を成しているかどうか、ユーザーが元のWebページ、代替ページ、あるいはその両方にあるリンクでサイトを行き来できるかどうか、を注意深く確認しなければなりません。代替ページに頼る前に、もう一度元のWebページのデザインを検討してください。元のWebページをアクセシブルにすることが、すべてのユーザーにとってのアクセシビリティを改善することになります。