form | NN 2 IE 3 DOM 1 | ||||||||||||||
form オブジェクトは form 要素に対応するオブジェクトです。form オブジェクトは、そのタグの name 属性に設定されている値を介して、またはあらゆるドキュメントに含まれているフォーム配列のインデックスにより、スクリプト対応のあらゆるブラウザで参照できます。IE 4 以降や Netscape 6 など、id 属性をサポートしているブラウザであれば、要素オブジェクトの参照に要素の ID を採用しているフォーマットを使用することもできます。ネストされているフォームコントロールオブジェクト (input や textarea 要素オブジェクトなど) への参照を指定する場合も、参照の一部に form オブジェクトを含む、下位互換性のある参照 (例 : document.formName.controlName) を使用できます。最近のブラウザであれば、コントロール要素を、その固有の ID を介して直接参照することもできます。 |
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相当する HTML コード | |||||||||||||||
<form> |
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オブジェクト参照 | |||||||||||||||
[window.]document.formName [window.]document.forms[i] [window.]document.form["formName"] [window.]document.getElementById("elementID") |
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オブジェクト固有のプロパティ | |||||||||||||||
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オブジェクト固有のメソッド | |||||||||||||||
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オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ | |||||||||||||||
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acceptCharset | NN 6 IE 5 DOM 1 |
読み書き | |
情報を解釈する機能を持つサーバーに対する、クライアントフォームから受信する必要のある文字セットに関しての助言的な属性です。 |
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例 | |
document.entryForm.acceptCharset= "it, es"; |
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値 | |
文字セットレジストリ (ftp://ftp.isi.edu/in-notes/iana/assignments/character-sets) からの文字列。大文字と小文字は区別されません。複数の文字セットはコンマで区切って指定できます。 |
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既定値 | |
UNKNOWN の既定値を持つ空の文字列。Windows 版 IE を除きます。 |
action | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み書き | |
フォーム送信時にアクセスする URL を示します。このプロパティをスクリプトで制御することにより、同じフォームでもユーザー入力の内容によって別々のサーバープロセスに送信できます。このプロパティは IE 3 では読み取り専用です。 |
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例 | |
document.entryForm.action = "http://www.megacorp.com/cgi-bin/altEntry"; |
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値 | |
絶対 URL または相対 URL |
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既定値 | |
なし |
elements[] | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み取り専用 | |
現在のフォームに含まれるすべてのフォームコントロールオブジェクトの配列を返します。 |
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例 | |
for (var i = 0; i < document.entryForm.elements.length; i++) { if (document.entryForm.elements[i].type == "text") { document.entryForm.elements[i].value = ""; } } |
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値 | |
要素オブジェクトへの参照の配列 |
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既定値 | |
長さ 0 の配列 |
encoding | NN 2 IE 3 DOM なし |
読み書き | |
フォームと共にサーバーに送信するデータの MIME タイプを示します。method 属性が post に設定されている通常のフォーム送信の場合、既定値をそのまま使用すれば適切なコンテンツタイプを指定できます。ただし、フォームの action プロパティをスクリプトで変更する場合には、そのためにカスタムのエンコードが必要かどうかを検討する必要があります。このプロパティは IE 3 では読み取り専用です。encType プロパティも参照してください。 |
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例 | |
document.orderForm.encoding = "text/plain"; |
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値 | |
MIME タイプ (コンテンツタイプ) を示す文字列。大文字と小文字は区別されません。複数のエンコードを指定するには、コンマ区切りリストを 1 つの文字列として指定します。 |
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既定値 | |
IE では "application/x-www-form-urlencoded"、Netscape 6 では空の文字列 |
enctype | NN 6 IE 5(Mac)/ 6(Win) DOM 1 |
読み書き | |
従来の DOM 実装で encoding と呼ばれていたプロパティを指す W3C DOM のプロパティ名を示します。現在のブラウザはどちらのプロパティ名にも対応しています。encoding プロパティを参照してください。 |
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例 | |
document.orderForm.enctype = "text/plain"; |
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値 | |
MIME タイプ (コンテンツタイプ) を示す文字列。大文字と小文字は区別されません。複数のエンコードを指定するには、コンマ区切りリストを 1 つの文字列として指定します。 |
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既定値 | |
"application/x-www-form-urlencoded"、Netscape 6 では空の文字列 |
length | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み取り専用 | |
フォームに含まれるフォームコントロール要素の数を示します。このプロパティは、フォームの elements 配列の length の代わりとして使用できます。 |
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例 | |
for (var i = 0; i < document.forms[0].length; i++) ... } |
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値 | |
整数 |
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既定値 | |
0 |
method | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み書き | |
フォームの送信方法には、get と post の 2 種類の HTTP メソッドがあります。どちらのメソッドを使用するかによって、フォーム要素のデータを action 属性 URL に追加してサーバーに送信するか (get)、トランザクションメッセージの本文 (post) に含めて送信するかが決まります。実際には、action 属性と method 属性が form 要素で設定されていない場合は、フォームがそのドキュメントを無条件に再度読み込んでフォームコントロールを既定値に戻します。Internet Explorer 3 では、method プロパティは読み取り専用です。 |
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例 | |
document.entryForm.method = "post"; |
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値 | |
get または post の定数を示す文字列 |
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既定値 | |
get |
name | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み書き | |
フォームに割り当てられた識別子です。この情報はフォームと一緒には送信されませんが、フォームやそのネストされた要素への参照でフォームの名前を使用します。最近の規格では id 属性の方が推奨されていますが、多くのブラウザでは現在も、フォームを送信するために、フォームに name 属性を設定する必要があります。 |
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例 | |
var firstFormName = document.forms[0].name; |
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値 | |
識別子の命名規則に従った識別子。大文字と小文字は区別されます。識別子には空白スペースは使用できず、1 文字目に数字は使用できません。アンダースコア以外の句読点の使用は避けてください。 |
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既定値 | |
なし |
target | NN 2 IE 3 DOM 1 |
読み書き | |
フォーム送信後にサーバーから返されたコンテンツを受け取るウィンドウまたはフレームの名前です。フレームの名前は frame 要素の name 属性によって設定されます。また、サブウィンドウの名前は、window.open() メソッドの 2 番目のパラメータによって設定されます。対応する target 属性は HTML や XHTML の厳格なバリデータでは承認されないため、検証をパスするためにこの属性を省略することもできます。その場合も、スクリプトでフォームの target プロパティに値を設定して、別のウィンドウにフォームの結果を送ることができます。 |
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例 | |
document.getElementById("myForm").target = "_blank"; |
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値 | |
ウィンドウ名またはフレーム名を示す文字列か、_parent、_self、_top、 _blank のいずれかの定数を示す文字列。_parent に設定すると、現在のドキュメントが所属するフレームセットをターゲットにします。_self は、現在のウィンドウをターゲットにします。_top はブラウザのメインウィンドウをターゲットにし、すべてのフレームを排除します。_blank、またはここで未使用の識別子を設定すると、デフォルトサイズの新しいウィンドウを作成します。 |
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既定値 | |
なし (現在のウィンドウまたはフレームを使用) |
handleEvent[] | NN |4| IE なし DOM なし |
handleEvent(event) | |
メソッドへのパラメータとして指定されたイベントを受け入れ、処理するようにオブジェクトに指示します。指定のイベントを処理するには、オブジェクトが適切なタイプのイベントハンドラーを持っている必要があります。 |
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パラメータ | |
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戻り値 | |
なし |
reset() | NN 3 IE 4 DOM 1 |
リセットタイプの入力要素をクリックした場合と同じ動作を行います。すべてのフォームコントロールが既定値に戻ります。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |
submit() | NN 2 IE 3 DOM 1 |
送信タイプの入力要素をクリックした場合と同じ動作を行います。このメソッドは、Navigator や最近の IE では onSubmit イベントハンドラーを呼び出しません。 |
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パラメータ | |
なし |
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戻り値 | |
なし |