objectNN 6 IE 4 DOM 1

object オブジェクトは object 要素に対応するオブジェクトです。これは、プラグインや、Windows 版 IE では ActiveX コントロールを使用する、ドキュメントに他のメディアや外部データを埋め込む新しい方法です。W3C 仕様との適合性の点から見ると、このオブジェクトの実装の程度や品質はブラウザの種類やバージョンによって異なります。最も一貫性の高い実装は、Windows 版 IE の ActiveX コントロールの読み込みで実現しています。

 
相当する HTML コード
 
<object>
 
オブジェクト参照
 
[window.]document.getElementById("elementID")
 
オブジェクト固有のプロパティ
 
alignaltaltHtmlarchiveBaseHref
borderclassidcodecodeBasecodeType
contentDocumentdatadataFlddataSrcdeclare
formheighthspacenameobject
standbytypeuseMapvspacewidth
 
オブジェクト固有のメソッド

なし

 
オブジェクト固有のイベントハンドラープロパティ
 
ハンドラーNNIEDOM
onabortなしなし2
onerrorなし42
onloadなしなし2
alignNN なし IE 4 DOM 1

読み書き

周りのテキストコンテンツに対する要素の位置揃え方法を示します。ほとんどの値は、要素と周りのテキストとの縦の配置を設定するものです。たとえば、要素の下を周りのテキストのベースラインに揃えるには、align プロパティの値を baseline に設定します。要素を左マージンや右マージンに沿ってフロートさせ、テキストが要素の周りを囲むようにも設定できます。

 
 
document.getElementById("myObject").align = "absmiddle";
 

位置揃え方法を指定する absbottomabsmiddlebaselinebottomrightleftnonetexttoptop のいずれかの定数を示す文字列

 
既定値

bottom

langNN 6 IE 4 DOM 1

読み書き

要素の属性値とプロパティ値に使用される言語を示します。他のアプリケーションや検索エンジンでは、この情報をスペルチェック辞書の選択やインデックスの作成に利用することもできます。

 
 
document.getElementById("elementID").lang = "de";
 

大文字と小文字を区別しない言語コード

 
既定値

ブラウザの既定値

languageNN なし IE 4 DOM なし

読み書き

要素内で定義されたスクリプトステートメントのスクリプト言語を示します。

 
 
document.getElementById("elementID").language = "vbscript";
 

javascriptjscriptvbsvbscript のいずれかのスクリプト言語の名前を示す文字列。大文字と小文字は区別されません。

 
既定値

jscript

altNN なし IE 6(Win) DOM なし

読み書き

ブラウザがグラフィックをダウンロードしない場合やイメージのダウンロード完了を待っている間に object 要素の代わりに表示する (または読み上げる) テキストを示します。Microsoft がこの非標準のプロパティを実装しているのは、イメージの表示に、より一般的な img ではなく object 要素が使用される場合を想定しているためと考えられます。

 
 
document.getElementById("logoDisplay").alt = "MegaCorp Logo";
 

文字列

 
既定値

なし

altHtmlNN なし IE 4 DOM なし

読み書き

オブジェクトまたはアプレットの読み込みに失敗した場合に表示する HTML コンテンツを示します。状況に応じて、メッセージ、静止イメージ、その他の HTML の要素を指定します。Internet Explorer では、このプロパティの大文字と小文字の使い方に一貫性がありません。Win32 バージョンでは altHtml、Mac バージョンでは altHTML を使用します。

 
 
document.getElementById("myObject").altHtml = "<img src='objectAlt.gif'>";
 

HTML タグを含む引用符で囲まれた文字列

 
既定値

なし

archiveNN 6 IE 6(Win) DOM 1

読み書き

object 要素の archive 属性に対応するプロパティですが、バージョン 6 のブラウザでは、この属性またはプロパティには機能が与えられていません。

 

文字列

 
既定値

なし

BaseHrefNN なし IE 4(Win) DOM なし

読み取り専用

object 要素を含むドキュメントの URL を返します。このプロパティの値は、ほとんどの場合、現在のウィンドウの location.href の値と同じです。大文字と小文字の使い方に注意してください。

 
 
var where = document.getElementById("myObject").BaseHref;
 

URL 文字列

 
既定値

現在のドキュメントの URL

borderNN 6 IE 6(Win) DOM 1

読み書き

ボーダーの太さをピクセル数で制御します。ブラウザ間の互換性を保つため、文字列値を使用してください。

 
 
document.getElementById("myObject").border = "5";
 

数値を示す文字列

 
既定値

0

classidNN なし IE 4 DOM なし

読み取り専用

オブジェクトの実装の URL を示します。Internet Explorer の場合、DirectX や Media Player などの登録されている ActiveX コントロールのすべての ID が保存された CLSID ディレクトリを、clsid: URL で参照できます。Macintosh 版 IE 4 では、このプロパティの名前が classID でしたが、IE 4.5 ではすべて小文字に変更されています。HTML 4 にもこれに相当する属性は存在しますが、W3C DOM ではこのプロパティは省略されています。

 
 
if (document.getElementById("soundObject").classid ==
    "clsid:83A38BF0-B33A-A4FF-C619A82E891D"){
    // process for the desired sound object
}
 

文字列 (ローカルの ActiveX コントロールの clsid: プロトコルを含む)

 
既定値

なし

codeNN 6 IE 4 DOM 1

読み取り専用

applet 要素の代わりに object 要素を使用することがブラウザでサポートされている場合に、object 要素の code 属性に設定された Java アプレットクラスファイルの名前を示します。

 
 
if (document.getElementById("clock").code == "Y2Kcounter.class") {
    // process for the found class file
}
 

アプレットクラスファイルの名前を示す文字列。大文字と小文字は区別されます。

 
既定値

なし

codeBaseNN 6 IE 4 DOM 1

読み取り専用

code 属性または classid 属性で設定されたクラスファイルが入っているディレクトリへのパスです。codebase 属性にはディレクトリへのパスのみを指定します。クラスファイルの名前は指定しません。

 
 
if (document.getElementById("clock").codeBase == "classes") {
    // process for the found class file directory
}
 

大文字と小文字を区別するパス名。通常は現在の HTML ドキュメントが保存されているディレクトリを基準とする相対パス名を指定します。

 
既定値

なし

codeTypeNN 6 IE 4 DOM 1

読み書き

classid 属性によって参照されたオブジェクトのコンテンツタイプに関する助言的な属性を示します。ブラウザはこの情報を使用してマルチメディアプレーヤーやプラグインが必要なリソースをサポートする準備をします。codetype プロパティに空の文字列が設定されている場合には、ブラウザは次の type 属性設定 (通常、これは data 属性 URL によってリンクされたコンテンツに関連付けられている) を探します。両方の属性に値が設定されていない (または空の値が設定されている) 場合には、ブラウザはダウンロード時にリソースからコンテンツタイプ情報を取得します。

 
 
document.getElementById("gameTime").codeType = "application/x-crossword";
 

大文字と小文字を区別しない MIME タイプ。登録済みの MIME タイプのリストについては、ftp://ftp.isi.edu/in-notes/iana/assignments/media-types/ を参照してください。

 
既定値

なし

contentDocumentNN 6 IE なし DOM 2

読み取り専用

object 要素により作成されたドキュメントノードがある場合に、そのノードへの参照を返します。

 

ドキュメントノードへの参照または null

 
既定値

null

dataNN 6 IE 4 DOM 1

読み取り専用

object 要素用のデータがあるファイルの URL (オブジェクトそのものから区別されているため)。相対 URL は、codebase 属性が指定されている場合には、これに相対的に計算されます。指定されていない場合には、ドキュメントの URL に相対的になります。

 
 
var objDataURL = document.getElementById("soundEffect").data;
 

絶対 URL または相対 URL を示す文字列

 
既定値

なし

dataFldNN なし IE 4 DOM なし

読み書き

IE のデータバインディングと共に使用して、リモートデータソースの列名と、オブジェクトのプロパティにより決定される object 要素の属性を関連付けます。この要素には datasrc 属性も設定する必要があります。dataFlddataSrc の両方のプロパティに空の文字列を設定すると、要素とデータソースのバインディングが壊れます。

 
 
document.getElementById("myObject").dataFld = "streamURL";
 

データソースの列の識別子。大文字と小文字は区別されます。

 
既定値

なし

dataSrcNN なし IE 4 DOM なし

読み書き

IE のデータバインディングと共に使用して、リモートデータアクセス用にデータソースオブジェクトを読み込むページの object 要素の ID を指定します。この object 要素は、現在の object 要素とは別の object 要素です。dataFlddataSrc の両方のプロパティに空の文字列を設定すると、要素とデータソースのバインディングが壊れます。

 
 
document.getElementById("myObject").dataSrc = "DBSRC3";
 

データソースの識別子。大文字と小文字は区別されます。

 
既定値

なし

declareNN 6 IE 6 DOM 1

読み書き

declare 属性に対応するプロパティです。バージョン 6 のブラウザでは、コンテンツへの影響はありません。

 

true または false のブール値

 
既定値

false

formNN 6 IE 4 DOM 1

読み取り専用

現在の要素が入っている form 要素への参照を返します。オブジェクトがフォームコントロールとして機能している場合に限り、このプロパティが適当です。Macintosh 版 IE 4.0 では機能しません。

 

オブジェクトへの参照または null

 
既定値

なし

height、widthNN 6 IE 4 DOM 1

読み書き

要素の高さと幅をピクセル数で示します。これらの値に行った変更は、ページに再フローされたコンテンツに直ちに反映されます。

 
 
document.getElementById("myObject").height = 250;
 

整数

 
既定値

なし

hspace、vspaceNN 6 IE 4 DOM 1

読み書き

object 要素の周りの横マージンと縦マージンをピクセル数で示します。hspace プロパティは、要素の左右に均等に追加されるマージンを、vspace は、要素の上下に均等に追加されるマージンを設定します。これらのマージンはスタイルシートで設定されるマージンとは異なりますが、視覚的には同じ効果があります。

 
 
document.getElementById("myObject").hspace = 5;
document.getElementById("myObject").vspace = 8;
 

ピクセル数を示す整数 (文字列)

 
既定値

0

nameNN 6 IE 4 DOM 1

読み書き

object 要素に関連付けられた識別子です。オブジェクトがフォーム内に配置される場合には、フォームがサーバーに送信される際に、「名前/値」のペアの一部として name プロパティが送信されます。

 
 
document.getElementById("myObject").name = "company";
 

識別子の命名規則に従った文字列。大文字と小文字は区別されます。識別子には空白スペースは使用できず、1 文字目に数字は使用できません。アンダースコア以外の句読点の使用は避けてください。

 
既定値

なし

objectNN なし IE 4 DOM なし

読み取り専用

オブジェクトの周りのラッパーを参照すると、名前がオブジェクトの内部プロパティ名と混同される可能性がある場合に、object 要素の DOM のプロパティへのアクセスが可能になります。たとえば、object 要素に読み込まれたコードに hspace という名前のプロパティがある場合、スクリプト参照 document.getElementById("reader").object.hspace は、HTML 要素の hspace プロパティではなく、その内部プロパティを取得します。object プロパティラッパーは JavaScript インタプリタに、外部オブジェクトのコードを調べずに HTML からプロパティを取得するように指示します。

 
 
var objCode = document.getElementById("reader").object.code;
 

オブジェクトへの参照

 
既定値

なし

standbyNN 6 IE 5(Mac)/6(Win) DOM 1

読み取り専用

将来、読み込み中にメッセージを表示する alt 属性の機能を受け持つことになるプロパティです。現在は、要素に対する効果はありません。

 

文字列

 
既定値

なし

typeNN 6 IE 4 DOM 1

読み書き

オブジェクトに読み込まれる外部データの MIME タイプに関する助言的な属性を示します。codeType プロパティが null の場合には、ブラウザは type プロパティ値を探します。

 
 
if (document.getElementById("myObject").type == "image/jpeg") {
    ...
}
 

大文字と小文字を区別しない MIME タイプ。登録済みの MIME タイプのリストについては、ftp://ftp.isi.edu/in-notes/iana/assignments/media-types/ を参照してください。

 
既定値

なし

useMapNN 6 IE 6 DOM 1

読み書き

クライアント側のイメージマップのホットエリアおよびリンクが含まれているドキュメントにある、map 要素の URL を示します。設定する値には、object 要素の usemap 属性のマップ名にシャープ記号を付けます。

 
 
document.getElementById("logoViewer").useMap = "#altMap";
 

シャープ記号と map 要素の名前から成る文字列

 
既定値

なし

vspace

hspace を参照してください。

width

height を参照してください。

accessKeyNN なし IE 4 DOM 1

読み書き

要素にフォーカスを移動するため (一部のブラウザ)、またはフォームコントロールやリンクアクションをアクティブにするための単一の文字キーです。リンクをアクティブにするためにアクセスキーと一緒に修飾キー (CtrlAlt、または Command) を押す必要があるかどうかは、使用するブラウザと OS によって決まります。Windows 版 IE 5 以降および Netscape 6 では、Alt キーを押す必要があり、文字キーの大文字と小文字は区別されません。Macintosh 版 IE 5 以降および Netscape 6 では、アクションを実行するには Ctrl キーを押す必要があります。

 

広く使用されている共通プロパティとしてここに記載されていますが、厳密にはすべての実装に当てはまるわけではありません。Netscape 6 (W3C DOM の場合) では、このプロパティが認識される要素は、aareabuttoninputlabellegend、および textarea だけです。IE 4 では、これに appletbodydivembedisindexmarqueeobjectselectspantable、および td が追加されています。ただし、label および legend は削除されました。IE 5 では、他のすべての表示可能な要素が追加されていますが、注意が必要です。input 要素とその他のフォーム関連要素の場合を除き、IE 5 以降ではアクセラレータキーの組み合わせで要素にフォーカスを移動するには、要素に tabindex 属性および tabIndex プロパティ値も (すべての値が 0 の場合でも) 指定する必要があります。Netscape では現在のバージョン 7 で、スクリプトによってプロパティ値を変更しても、UI のビヘイビアは変更されません。

 
 
document.links[3].accessKey = "n";
 

単一の英数字および句読点を示すキーボード文字

 
既定値

空の文字列

isDisabledNN なし IE 5.5(Win) DOM なし

読み取り専用

現在の要素が無効であるかどうかを示します。実際の無効状態は、要素に明示的に設定されているか、ノードツリーの上位から継承されているかのいずれかです。

 
 
if (document.getElementById("elementID").isDisabled) {
		    // process the disabled element
		}
 

true または false のブール値

 
既定値

false

readyStateNN なし IE 4 DOM なし

読み取り専用

オブジェクトのコンテンツにおける現在のダウンロードステータスを返します。ユーザーイベントによって呼び出されたスクリプトなどがドキュメントの読み込み中にアクションを行う可能性があり、ページ全体の読み込みが終了するまでは他のアクションを避ける必要がある場合は、このプロパティで読み込みの進行状況を調べることができます。その場合、条件テストでこのプロパティの値を使用してください。この値は、読み込みの最中でも、ダウンロードステータスが変わればそれに合わせて変更されます。プロパティ値が変わると、onReadyStateChange イベントが呼び出されますが、このイベントはバブルアップしません。

 

このプロパティは、IE 4 で導入された時点では、documentembedimglinkobjectscriptstyle の各オブジェクトでのみ使用できました。IE 5 では、すべての HTML 要素オブジェクトに使用できます。

 
 
if (document.readyState == "loading") {
    //statements for alternate handling while loading
}
 

object 要素以外のすべての要素については、uninitializedloadingloadedinteractivecomplete のいずれかの値を示す文字列。要素によっては読み込みが完了していないコンテンツでもユーザー操作を許可しますが、その場合は、読み込みが完了するまでこのプロパティが interactive を返すことがあります。すべての要素タイプにおいて、読み込み中にすべての値が順序どおりに返されるわけではありません。object 要素は、これら 5 つのステートに対応した数値を返します。数値の範囲は、0 (uninitialized) から 4 (complete) です。

 
既定値

なし

tabIndexNN 6 IE 4 DOM 1

読み書き

ドキュメント内にあるすべてのフォーカス可能な要素のタブ順序内で、この要素の順番を示す番号です。タブ順序は一定の規則に従って決定されます。ユーザーがページ内で Tab キーを押すと、最初に tabIndex プロパティが 0 より小さく設定されている要素にカーソルが移動します。フォーカスは、tabIndex の値が一番小さい要素から開始して、値の一番大きい要素まで順番に移動します。ページやドキュメント内での物理的な位置は関係ありません。tabIndex の値が同じ要素が 2 つある場合、ドキュメント内で先頭に近い方の要素が最初にフォーカスを得ます。その後、tabIndex プロパティをサポートしない要素や、値が 0 に設定されている要素がフォーカスの対象となります。これらの要素はドキュメント内の配置順にフォーカスを受けます。

 

W3C DOM および Netscape 6 では、tabIndex プロパティは aareabuttoninputobjectselecttextarea の各要素オブジェクトに制限されています。IE 4 では、これに appletbodydivembedisindexmarqueespantable、および td が追加されます。IE 5 では、他のすべての表示可能な要素が追加されます。IE (のみ) で負の値を指定すると、要素がタブ順序から完全に削除されます。

 

Macintosh 版 IE 4 では、リンクとアンカーはタブ操作できないので、a 要素オブジェクトの tabIndex プロパティは無視されます。

 
 
document.getElementById("link3").tabIndex = 6;
 

整数

 
既定値

0

contains()NN なし IE 4 DOM なし

contains(elementReference)

指定された要素が現在の要素に含まれるかどうかを返します。

 
パラメータ
 
  • 完全形式の要素オブジェクト参照 (document.getElementById("myDIV") など)
 
戻り値

true または false のブール値

getBoundingClientRect()NN なし IE 5(Win) DOM なし

現在の要素が占める矩形領域を表す IE の TextRectangle オブジェクトを返します。対象となる要素には、イメージなどの非テキスト要素も含まれます。toprightbottom、および left の各座標を持つ矩形領域は、コンテンツの最も広い部分、たとえば、文字が折り返されるパラグラフ内で最も長い行と同じ幅になります。また、コンテンツ全体と同じ高さになります。テキスト要素の行ごとに矩形領域のサイズを取得する場合は、getClientRects() メソッドを参照してください。

 
パラメータ

なし

 
戻り値

TextRectangle オブジェクト

getClientRects()NN なし IE 5(Win) DOM なし

IE の TextRectangle オブジェクトの配列を返します。配列の各要素は、複数行テキスト要素の各行に対する TextRectangle オブジェクトです。フォントサイズや行の高さが異なる行は、異なる高さの矩形領域に収められます。プロパティについては、TextRectangle オブジェクトを参照してください。要素全体で 1 つの TextRectangle オブジェクトを取得するには、getBoundingClientRect() メソッドを使用してください。

 
パラメータ

なし

 
戻り値

TextRectangle オブジェクトの配列

releaseCapture()NN なし IE 5(Win) DOM なし

setCapture() メソッドで設定されていたマウスイベントのキャプチャモードを無効にします。IE のイベントモデルでは、マウスイベントキャプチャは一時的な使用のために設計されています。たとえば、div 配置要素として実装されたカスタムのコンテキストメニューがアクティブであるときにマウスイベントを処理する場合などです。IE のイベントキャプチャは、別のウィンドウ、フレーム、ブラウザの [アドレス] ボックスへのフォーカスの移動、ウィンドウのスクロール、システムダイアログボックスの表示、コンテキストメニューの表示など、ユーザーの操作によっても自動的に解放されます。

 
パラメータ

なし

 
戻り値

なし

setCapture()NN なし IE 5(Win) DOM なし

setCapture([containerFlag])

クリックに関連するすべてのマウスイベント (onclickondblclickonmousedownonmousemoveonmouseoutonmouseoveronmouseup) に対する IE のキャプチャモードを開始し、実際のイベントターゲットと関係なく、これらのイベントに対するイベント処理をすべて現在の要素に送信します。カスタムのコンテキストメニューやドラッグを扱うときに必要なマウスの設定を行う場合に便利です。キャプチャが設定されている間、各イベントの event.srcElement プロパティには、通常イベントを受け取る要素への参照が保持されますが、実際にはキャプチャモードの要素のイベントハンドラーだけがイベントを処理します。モーダル効果が不要になった場合は、releaseCapture() メソッドを使用してキャプチャモードを解除してください。IE のイベントキャプチャは、別のウィンドウ、フレーム、ブラウザの [アドレス] ボックスへのフォーカスの移動、ウィンドウのスクロール、システムダイアログボックスの表示、コンテキストメニューの表示など、ユーザーの操作によっても自動的に解放されます。

 

IE 5.5 以降では、省略可能なパラメータによって、キャプチャモードに設定されている親を持つ要素に対してユーザーがマウスイベントを実行したときのイベントの伝達をより詳しく制御できます。デフォルトのビヘイビア (パラメータを省略するか true に設定した場合) では、親コンテナがイベントを受け取ります。パラメータを false に設定した場合は、イベントは最初にイベントターゲット (キャプチャモード要素の子孫要素) に送られます。その後、イベントは通常どおりバブルアップできます。他のすべてのマウスイベントは、キャプチャモード要素に直接送られます。たとえば、クリック可能なフォームコントロールを持つフォームを含む要素で setCapture() メソッドを呼び出す場合は、キャプチャモードが有効なときでも、テキストボックス内のクリックなどのマウス操作が目的のターゲットに送られるように、false パラメータを使用します。このようにしないと、子孫要素はマウス操作に応答せず、フォームコントロールは無効に設定されているように動作します。

 
パラメータ
 
  • ブール値。true (既定値) の場合、現在の要素 (コンテナの場合) がすべてのマウスイベントをキャプチャします。false の場合、マウスイベントをバブルアップする前に目的のターゲットに送ります。
 
戻り値

なし