読みづらいフォントが指定されています | |
JIS 5.6 b); | |
概要
Webページのテキストに、(X)HTMLあるいは外部CSSファイルで、font-familyプロパティにゴシック系あるいはサンセリフではない書体を指定しています。どうしても特定の書体を指定しなければならない場合は、文字の線幅が一定しているゴシック系あるいはサンセリフの書体を指定してください。 |
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修正/チェック方法
テキストに特定の書体を指定する場合は、ゴシック系あるいはサンセリフを指定してください。特に、画数の多い漢字などを含む日本語のテキストは、モニタ画面では線幅が一定ではない明朝系の書体よりも線幅が一定しているゴシック系の書体のほうが読みやすいとされています。 |
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JIS関連項目
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解説
モニタ画面での文字の読みやすさに関連する要素は幾つかありますが、その中の1つに書体があります。特に、画数の多い漢字などを含む日本語の文字の場合には、線幅が一定していない明朝系の書体は読みづらく、線幅の一定しているゴシック系の書体のほうが読みやすいとされています。弱視などのユーザーの場合は、特に明朝系よりもゴシック系の書体のほうが読みやすいという傾向が強いようです。Webページのテキストの書体を指定する場合には、このことを念頭において、ゴシック系の書体を指定するようにしましょう。 例えば、紙に印刷された文字の場合は、モニタ画面と異なり、明朝系の書体のほうが読みやすいとされています。紙の印刷物(カタログやパンフレットなど)で明朝系の書体を使用していて、それをWebページにする際に、できるだけ同じ見た目にするために、紙の印刷物と同様に明朝系の書体をWebページのテキストにも指定するといったこともあります。そういった際には、紙に印刷された文字とモニタ画面で表示される文字とでは、そもそも読みやすい書体が異なるのだということをふまえた上で、テキストに指定する書体を検討してください。 このことは、文字をイメージにするときにも同じことが言えます。ただし、明朝系の書体を用いることで、ページデザインのコンセプトによっては、それに沿ったグラフィック上の視覚的な効果が得られることもたしかです。そういったケースにおいては、イメージ上の文字はユーザーがサイズを大きくすることができないので、少しでも文字が読みやすいように、可能なかぎり文字サイズを大きめにするといった配慮をするとよいでしょう。 また、テキストの書体を指定するときは、CSSのfont-familyプロパティを用いるようにしてください。非推奨要素であるfont要素でも書体を指定することができますが、font要素は非推奨とされており、将来的には廃止される方向にあります。できるかぎり、CSSのfont-familyプロパティを用いることをお奨めします。 |
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JIS X 8341-3について
JIS X 8341-3 の内容は、以下のサイトにて規格番号「X8341-3」で検索して、規格票をご覧ください。
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