オブジェクトが画面を明滅させていませんか?
米国508条 1194.22(j); WAI/ WCAG1.0 チェックポイント 7.1
 
 
概要

Webページに画面を明滅させる恐れのあるグラフィック・オブジェクトがあります。
Webページに垂直同期周波数が1秒間に2~55回のアニメーション・オブジェクトがないことを確認してください。

 
 
チェック方法

Webページに1秒間で2~55回の垂直同期周波数で明滅するアニメーション・オブジェクトがないことを確認してください。言い換えれば、1秒間に2~55回のペースで光ったり明暗の変化したりするイメージがないことを確認してください。

もし、アニメーション・オブジェクトを使用する必要がある際には、垂直同期周波数を1秒間に55回以上にするか、明滅を弱めるために使用する色を変更するなどしてください。

 
 
解説

画面を明滅させたり、ぴかっと光ったりさせると、ユーザーの感光性てんかんを誘発する恐れがあります。そのため、コンテンツ制作者は画面が明滅するのを避けなくてはなりません。

てんかんの突発的な発作は、1秒間に2~55回のペースで明滅したりぴかっと光ったりすることで誘発され、明暗の速い変化が1秒間に20回起こるのがピークとされています。

明滅を引き起こす恐れのある(X)HTML要素は以下の通りです。

  • script: スクリプト言語はアニメーションを生成するのに用いられます。
  • object: オブジェクトにはムービー、アニメーションGIF、あるいはアニメーション付きのJavaアプレットを指定できます。
  • embed: このタグは通常Webページにムービーを埋め込むのに用いられます。
  • applet: Javaアプレットはアニメーションを表示できます。